私は高校2年生の時に東日本大震災を経験し、生まれて初めて電気が使えない数週間を過ごしました。そこで改めてインフラがいかに人々の生活に重要なものかを再認識するとともに、故郷である東北で生活の基盤を支えるような仕事がしたいという思いを強く持つようになりました。そうした思いを軸に就職活動をスタートさせ、インフラ関係に絞った企業選びをした際に、東北地域に根差し、東北の繁栄を第一に考えて事業を行っている当社にとても魅力を感じたことが志望のきっかけです。
東新潟火力発電所 コンバインド技術グループの一員として、発電所の安定運転に期するため、当社の電源構成の約34%を占めるガス火力発電設備の保守・管理を担っています。私はガスタービン、蒸気タービンの設備を担当していますが、これらの設備に重大なトラブルが発生した場合には、発電所の安定運転に支障をきたすことになるため、責任感を持って計画的な設備の点検・修理や突発的なトラブルへの対応に従事しています。
突発的な設備トラブルが発生した際には、安全確保を最優先とし、迅速に解決しなければなりません。工期やコストを考慮しながら修理方法を検討するのは簡単なことではありませんが、上司や先輩方からご指導をいただき、新しい知識・経験を得ることで自分の成長を実感でき、やりがいを感じています。
● | 8:40 | 出社、メールチェック、朝ミーティング |
---|---|---|
9:00 | 作業前ミーティング 工事責任者と一日の工事予定と手順、安全ポイント等を確認します。 |
|
10:00 | 机上作業 工事の実施決定書や報告書等を作成します。 |
|
12:00 | 昼食休憩 社員食堂で昼食。ゆっくり休憩し、午後に備えます。 |
|
13:30 | 工事の現場立会 労働災害・ヒューマンエラーを防ぐため、工事施工要領書に基づいた現場立会いや声掛けを行います。 |
|
15:00 | 新規工事の打ち合わせ 新規工事の設計について確認し、計画的な設備保守に努めています。 |
|
17:10 | 上司への作業進捗等報告 作業の進捗状況等に関してTeamsを用い、チーム内で情報共有します。 |
|
18:00 | 退社 | |
● | 18:30 | 帰宅 |
自宅では友達とオンラインでeスポーツなどを楽しみます。 |
初めて大型工事を担当し、工事設計で悩んでいたとき、上司にかけていただいた「できない理由を考えるのではなく、どうやったらできるかを考えよう」という言葉がとても印象的で、今では私のモットーの一つです。あの未曾有の東日本大震災に見舞われた際にも、この言葉を胸に社員一丸となって復旧に取り組んだ結果、火力発電所の早期復旧を達成できたと伺いました。私自身も常にこの言葉を胸に刻みつつ、主体的に保守業務等に取り組んでいます。
上司や先輩方は、面倒見の良い方が多く、設備の修理方法について迷うことがあればいつでも相談に乗ってくれ、ときには現場で実物を前にしながら直接指導をしてくださいます。気さくに話しかけてくださるので、とても風通しの良い職場だと感じています。また、会社全体としては、スローガンに「挑戦」という言葉を掲げ、今まさに変革期にあります。私自身も自主的に参加している新規事業を検討するワークショップでは、部門やグループの垣根を越えて、社員一人ひとりが会社と地域の未来について真剣に話し合っています。自分が「変革」に携わっているのだという実感が湧き、有意義な時間を過ごしています。
入社一年目のときは仕事のやり方を覚えるのに精一杯で、上司や先輩方に指導いただきながら火力発電設備の保修業務を行っていました。入社三年目を迎えた現在では、これまでの指導の中で得られた知識や経験に基づきながら、自ら保修方法や運用方法について検討、提案、説明し、工事を完遂させることができるようになってきたと感じます。
自らの役割と責任を自覚しながら日頃の業務に取り組み、一歩ずつ、そして確実に成長していきたいです。今後も火力発電業務を通して多くの知識・経験を十分に身に付け、火力分野のスペシャリストになるとともに、スマート社会実現に向けた新規事業など、他の分野でも挑戦・活躍できる人材になりたいと考えています。
サッカーやキャンプ、登山など、屋外で楽しむ趣味のほかに、最近はeスポーツにもハマっています。離れた場所にいる友人ともオンラインで気軽に交流することができるので、よいリフレッシュになっています。