電力会社に興味を持ったきっかけは、東日本大震災です。当時は中学生でしたが、10年以上経った今でも、あの日の恐怖や停電していた間の不安な気持ちは鮮明に思い出せます。電気が復旧したときは、心にも灯がともったような安心感を覚えました。また、一度地元・仙台を出て東京の大学に通ったことで、改めて東北地域の人々の心の温かさや、人と人とのつながりが好きだと気が付きました。就職活動を行う際には、「生まれ育った地元で、多くの人々の生活によりそえる仕事に携わりたい」という視点で企業を選び、当社を志望するに至りました。
引っ越しに伴う電気の使用開始や廃止、アンペア変更など、小売電気事業者様からの申し込みを確認し、配電部門やグループ企業へ作業を依頼するという業務を担当しています。自ら現地で作業をすることもあります。仕事のやりがいは、お客さまと作業者双方の希望通りに作業日を調整し、効率的な日程が組めたときです。また、現場の最前線に近いところでの仕事は、電気設備など日々初めて知ることとの出会いばかりで面白いと感じています。
● | 8:20 | 出社、メールチェック |
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9:00 | 前日作業分の検収・報告 | |
10:00 | 申し込みデータの確認 お客さまへ連絡し、作業日の調整をします。 |
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11:00 | 前日作業分のデータ入力 託送料金と電気料金どちらにも関わるので慎重に行います。 |
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12:00 | 昼⾷休憩 先輩や後輩と会話をしながら楽しくランチをします。 |
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13:00 | お客さま先でのメーター周り作業 | |
15:00 | 社内打ち合わせ 方面と時間に考慮し、効率的に多くの作業ができるよう調整します。 |
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17:00 | 当日作業分、翌日作業分の最終チェック | |
17:10 | グループミーティング | |
18:00 | 退社 | |
● | 19:00 | 帰宅 |
印象に残っているのは、冬場の大規模停電です。雪や海風による塩害で、管轄のエリア内約4万戸が停電したことがありました。私はお客さまサービス課として、電話でお客さまからのお問い合わせに対応しました。当時は入社したばかりの新人ということもあり、思うように対応が出来ずもどかしい思いもしました。ですが、他の事業所からも応援が駆けつけるなど、社員が一丸となって復旧に臨んでいる姿を見て、「自分もできることを精一杯やらなければ」と強く感じたことを覚えています。この出来事によって、企業グループ全体の力、電力マンとしての使命感を実感することができました。
職場は和気あいあいとしていて明るい雰囲気です。職場の先輩方や同僚とは、プライベートでも一緒に出かけるなど仲良くさせてもらっています。また、当社は今、電気事業以外のビジネス開発に積極的に取り組んでおり、会社全体が変革しようとしている空気を感じています。私も先輩方と新しい事業について日頃の会話で意見交換をすることもあり、社員の意識も変わってきていると感じます。
臆せずに電話を取ることができるようになったことです。配属されたばかりの頃は、分からないことが多かったので緊張してしまい、うまく対応できないことも多々ありました。お客さまからのお電話で、秋田弁がうまく聞き取れず苦労したこともあります。そんな中で周囲の人々にフォローしていただきながら、電話応対においても「よりそう姿勢」が大切だと学びました。お客さまの立場に立ち、ニーズを的確に汲み取ることを心がけ、今では落ち着いて対応できるようになりました。また、周りに目を向け、自分の業務が終わったら担当業務以外の仕事を手伝えるようになったことも成長したことの一つです。
今はとにかく現場を知ることに注力しています。私のように文系学部出身で、電気に関する知識がない者にとっては、現場での業務が何より勉強になります。もちろん電気の知識だけではなく、お客さまの声に耳を傾け、東北電力グループへのニーズやイメージに日頃からアンテナを張るようにしています。今後は現場での経験を活かし、地域課題解決の業務にも挑戦してみたいと考えています。
ラーメン好きの父の影響で、ラーメン屋さん巡りが趣味です。秋田にもおいしいラーメン屋さんがたくさんあるので、好みのお店を開拓することが目下の楽しみです。また、同期と一緒に約1年前から始めたゴルフも、コースデビュー目指して練習中です!