もともと電気・電子系の分野に興味があったのですが、東日本大震災での停電を経験し、停電を少しでも早く復旧させるという東北電力社員の強い責任感を目の当たりにして、電力関係の仕事に興味を持ちました。大学院では光通信を中心に学んでいましたが、通信系の知識が電力の安定供給に欠かせない技術だということを知り、その知識を活かして地元・東北を支えたいと考え入社を決めました。
情報通信部門(通信)では、電力の安定供給に必要不可欠な通信ネットワーク、ならびに社内の日常業務の高度化、効率化の実現に寄与する情報通信システムの設計・構築・維持管理を担っています。その中でも、私は再生可能エネルギー関連の電気設備を当社電力系統へ連系する際に必要となるマイクロ波無線システムなどを使用した通信ネットワークの設計・構築を担当しています。
情報通信技術は、電力システムを高度化し、電力の安定供給に欠かせないものです。また、技術の進歩は著しく、通信ネットワークの設計・構築にあたっては、常に最先端の知見を持って業務にあたる必要があります。入社当時は仕事の仕方を覚えることで精一杯でしたが、今では情報通信技術の習得を図りながら、私の担当する通信設備を構築することで、通信ネットワークの大切さが分かり、電力の安定供給に貢献していることを実感し、やりがいを感じています。
● | 6:30 | 起床、寮の食堂で朝食 |
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8:00 | フレックスタイム出社、通信ネットワーク工事の設計 | |
9:30 | 通信設備の点検 設備が健全に動作しているか確認します。 |
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12:00 | 昼食休憩、社員食堂でランチ | |
13:00 | 非常災害対策訓練 災害時の通信回線確保のため、可搬型衛星通信システムの設営訓練を実施します。 |
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15:00 | 上司とミーティング 今後の仕事の進め方について報告・相談し情報共有します。 |
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16:00 | 通信設備・回線の遠隔監視 通信設備・回線に異常がないか確認します。 |
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16:30 | フレックスタイム退社 | |
● | 18:00 | 帰寮、寮の食堂で夕食 |
寮では資格取得の勉強や動画鑑賞などをして過ごします。 |
変電所は制御所から通信ネットワークを用いて遠隔で監視や操作をすることにより、常時無人となっています。しかし、通信設備が故障し、複数の変電所において、現地での操作対応が必要になってしまったことがありました。故障修理は深夜にまでおよびましたが、修理が終わって、現地での操作対応が解消されたときは、通信設備が電力の安定供給や、変電所の無人化につながっている重要な設備であることを再認識し、現在の仕事がやりがいのあるものだと実感しました。
物事をいろいろな角度から見られるようになったことです。見る立場を変えることで見え方が変わり、より客観的に物事を捉えることができるようになりました。通信ネットワークを利用するユーザーにとって、故障が発生したら一刻も早い復旧が望まれますし、重要な通信回線は、通信設備が故障しても冗長構成等により停止しないよう設計・構築が必要とされます。このように私たち通信ネットワークを構築する側の視点だけでなくユーザー側の立場に立つことで、通信回線のニーズや重要度に応じた通信ネットワークを提供することが必要と考えることができるようになりました。
今後、再生可能エネルギーの導入拡大や電力需給構造の変化により、事業効率を最大限に高めて経済的な電気を安定供給する必要があります。私は安定供給や業務運営を支える柔軟かつ高度な通信ネットワークの設計・構築に携わることで、東北・新潟にお住まいの方々が過ごしやすいスマート社会実現に貢献したいです。
情報通信技術は日々進歩しており、最先端技術や業界動向の調査を行うなど、常日頃からアンテナを高くして、構築する通信ネットワークの設計に反映していきたいと考えています。
就活は自分自身と真剣に向き合う良い機会です。納得のいくまで自己分析することで自分が本当に働きたい職種・会社が見え、良い志望動機にもつながると思います。就活は自分自身の成長にもなるので妥協せず頑張ってください。
地域のクラブチームで小学生の時から続けているバレーボールを楽しんでいます。他県の大会にも出場し、観光も兼ねているのでいい気分転換につながっています。また、会社の先輩・後輩と夏にバーベキュー、冬にはスノーボードなどをして休日を満喫しています。