火力部門#技術 |
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1984年に日本初の事業用大容量高効率ガスコンバインドサイクル発電設備として東新潟火力3号系列を建設するなど、常に高度な発電技術を取り入れ、燃料種別の特性に応じた最適な電源の構築と運用に努めています。2020年に石炭を使用する発電設備としては世界最高水準の熱効率と環境性能を兼ね備えた最新鋭の能代火力3号機の運転を開始しました。また2022年12月には、最新鋭の火力発電所である上越1号機を運転開始。これまで蓄積してきた技術や知見を設計に反映するとともに、設備メーカーと共同で開発した次世代ガスタービンを導入し、世界最高水準の発電効率63%を達成しました。これにより、燃料消費量と二酸化炭素排出量を削減し、高い経済性と環境負荷低減を実現します。
私たちは将来の電源構成を見据え、発電設備の利益最大化に向けた運用高度化推進や、競争力徹底強化、火力発電所運営のさらなるコスト低減、業務効率化などに取り組んでいきます。例えばロボットを用いた設備の自動パトロール(オートメーション化)や、AIによる自動解析といった新技術を取り入れるなど、IoT・AIなどの最新技術を活用したシステム開発にも力を入れています。