事業創出部門は、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」に掲げる「東北発の新たな時代のスマート社会の実現に貢献し、社会の持続的発展とともに成長する企業グループ」の実現に向けて、事業創出機能を強化するため、2020年7月に新設されました。当部門は、スマート社会実現事業に係るグループ全体の司令塔として、戦略・方針・計画の立案・推進を担い、新規事業の創出・事業化や、社会課題の解決、オープンイノベーションの推進などに取り組んでいます。
部門内はスマート社会実現ユニット、海外事業ユニットに分かれ、さらにスマート社会実現ユニット内は複数のチームで構成されています。それぞれのチームで、デジタル技術を活用したモビリティや地域課題解決、VPP、エネルギーマネジメントといったさまざまな提案を行い、実現へ向けて検討を重ねています。全てが当社として初めて取り組む領域であり、サービス化の実現は簡単ではありませんが、部門全体が高い意識を持って取り組んでいます。
私たちは、スマート社会実現の中核を担う役割として、2021年4月に新会社「東北電力フロンティア」を設立しました。これは、時代の変化のスピードに対応するため、意思決定からサービス提供までをより迅速に、柔軟に行っていくことを目的としています。今後は電力小売を切り口に、地域に寄り添う多様なサービスを提供する事業への転換に挑戦し、お客さまの豊かさの最大化と収益拡大の両立を目指していきます。
地域のために役立つ仕事を
私は東北出身であることから、「東北にゆかりがあり、役立つことができる」企業へ就職したいと考えていました。さらに、「より人々の生活に密着し、貢献度が高いもの」と考え、インフラ業界に興味を持つとともに、経営理念である「地域社会との共栄」に共感し、当社を志望するに至りました。入社後は主に情報通信に関わる業務経験を積んできましたが、現在の部門に配属となってからは、また違った経験を積むことができています。新事業の検討など毎日が挑戦であり、またそこに対して非常にやりがいを感じています。 |
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キャリアサマリー
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モビリティ分野で新サービスを検討
私はスマート社会実現ユニットにおけるオープンイノベーションチームに所属し、中長期ビジョンで目指している「スマート社会の実現」に向けて、モビリティ分野での事業として電動化が進む自動車を用いたサービスや、地域課題解決に向けた移動に関わるサービスおよびその他新規サービスの創出に取り組んでいます。社会の持続的発展と自らの成長を両立していくため、新たな時代のスマート社会の実現に貢献しようとしている中において、そのサービス検討に携わっていることにやりがいを感じています。また、ビジネスモデルの転換として、これまでの事業とは異なる事業を検討することに面白さも感じています。 |
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これまでの実績を活かし、新事業を生み出す
部門および個人に共通した目標として、スマート社会の実現に貢献するため、ビジネスモデルの転換となる事業の事業化を行うことが挙げられます。また、事業化に伴い、早期収益化を念頭に取り組むことも私たちの課題です。新しいサービス検討においては、固定概念にとらわれず、前向きに検討を進めるよう心がけておりますが、仕事の進め方においては、「これまでの進め方を否定し、無くしていくのではなく、活かす」という考え方で、取り組んでいます。地域との共存と共栄を大切に、当社の歴史や強みを理解した上で、新事業を創出していけたらと考えています。 |
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挑戦、変革、成長を目指して
当社の中長期ビジョン「よりそうnext」にある課題認識のように、社会や電力需給構造の大きな変化がある中、従来のビジネスモデルの延長線上では変化に対応できず、持続的な成長も難しい状況にあります。電気事業を基盤にしながらも、自らが変革を推し進め、主体的に挑戦し、ビジネスモデルの転換による成長をともに目指しましょう。 |