事業戦略部は、当社のプロフィットセンターである発電カンパニーの中枢として、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」の実現に向けてさまざまな取り組みを行っています。業務としましては、発電カンパニーの事業計画策定・管理業務や新たな収益拡大施策の検討、市場化が進む電気事業制度への対応や最適な需給運用の追求など、非常に多岐にわたる課題を取り扱っています。
私たちは、競争環境下においても、お客さまから選ばれ続け、当社の成長の源泉となる収益を最大化するというミッションの実現に向けて、さまざまなバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集まり、知恵を出し合って課題の解決に取り組んでいます。その中で、市場でのトレーディング機能を最大限活用しながら、燃料調達、発電、卸売のバリューチェーンを最適化し、発電した電気の価値を最大化するために、戦略的な販売を行っていくことが私たちの使命です。
当社は、2017年に、電力自由化の進展による市場取引の拡大などを見据え、収益力の強化などを図っていくため、電力と燃料のトレーディング等を行う新会社「東北電力エナジートレーディング株式会社」を設立しました。事業戦略部としては同社と連携しながら、取引のスキルやノウハウなどを獲得・蓄積していくとともに、新たな事業機会を積極的に追求しています。
地域の発展と会社の課題解決に貢献する
私は関東の大学に進学し、一度地元から離れたことで、改めて東北地域の魅力と課題を実感し、就職活動の際には「自分が生まれ育った東北地域に貢献したい」という思いがありました。「東北地域への貢献が実感しやすい公共性の高い仕事」という視点で企業選びを進めていく中で、産業・生活の基盤となる電力供給を担い、「東北の繁栄なくして当社の発展なし」という創業以来の理念を持って仕事を行う当社に魅力を感じ、入社を希望しました。現在、私は中長期ビジョン「よりそうnext」の力点の一つである「電力供給事業の抜本的変革による競争力の徹底強化」に向けた課題解決に取り組んでいます。その使命を達成するために、電力の市場と真摯に向き合い、変動する市場に合わせて迅速な意思決定ができるよう、努力を続けていきたいと思っています。 |
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キャリアサマリー
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収益最大化に向けた戦略立てを行う
電気をつくり販売する発電カンパニーの中枢として、電力取引市場や燃料先物の活用など、統合的なトレーディング機能を活用し、収益最大化に向けて日々の課題に取り組んでいます。社内・社外関係者と発電所の稼動状況、電力価格、燃料価格の動向を予測して戦略を決める業務は、非常に難しいことであると同時に、大きなやりがいの一つです。 |
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電力供給力の確保に向けた迅速な対応
2021年2月に発生した福島沖地震により発電所が被災停止したことに伴い、電力供給力確保に向けて、調達価格・量の意思決定を迅速に行い、社内外の関係者と連携し、トレーディング機能を活用して電力調達を行ったことです。関係者が多く、橋渡し役にとても苦労しましたが、日頃から連絡をもらえる良好な関係性を築いていたこともあり、一丸となって課題解決に取り組むことができました。この経験で学んだことは、迅速な意思決定の重要性です。燃料、電力価格の市場は刻々と変動しており、即座に行動しなければ、場合によっては前提条件を変更せざるを得なくなり、せっかくの検討も無駄になってしまう可能性があります。もちろん、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーの方向性をすぐに決めることは容易でありません。しかし、迅速な意思決定を行うためには、立ち止まって一人で考えるのではなく、進みながら関係者で方向性を決めていくことも重要であると実感しました。 |
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社員一人ひとりが誇りを持って成長できる
私は入社から10年以上経過しておりますが、今でも入社時の東北に対する思いは変わっていません。初心を忘れずに仕事を続けることができているのは、社員一人ひとりが「東北の繁栄なくして当社の発展なし」という創業以来の理念を持ち、それを誇りに仕事していることに他ならないと考えています。当社は、それぞれの仕事でさまざまな人に出会い、刺激を受けて成長できる会社です。これから入社される方々と一緒に働けることを楽しみにお待ちしています。 |