水力部門

#東北電力 #技術
国内最多の発電所数を誇る水力発電で、脱炭素社会に貢献
水力部門は、東北・新潟地域の豊かな自然環境を活かし、CO2排出量が少なく、再生可能な純国産エネルギーの水力発電に取り組んでおり、全203箇所の水力発電所を管理しています。これは全国の発電事業者の中でも、最多の水力発電所保有数です。これらすべての水力発電所は無人であり、福島県会津若松市内にある水力運用センターで遠隔監視制御を行っています。各県には水力発電所の保守管理を担う発電技術センターがあり、有事の際は現地の水力発電所に赴き、故障復旧発生時の対応や機器の健全性の確認を行っています。
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部門名は取材当時のものと異なる場合があります。

入社理由

東日本大震災を契機にエネルギー・環境問題に興味を持ち、大学院では再生可能エネルギーの新規事業開発に関する研究を行っていました。就職活動においても同様の分野を軸に行動する中で、研究活動や海外留学を通じて感じた東北のポテンシャルを活かすことで、カーボンニュートラル実現や東北・新潟の発展に貢献したい思いから、最終的に当社への入社を決意しました。

現在の仕事とやりがい

現在は、発電設備の安定運転に関わる業務を行っています。主な業務としては定期巡視と、日常点検の立会いです。定期巡視は設備の異常の有無を把握するもので、日常点検では巡視の結果必要な手入れや機能維持のため、発電機を停止した上で各設備の点検・調整・測定などを行います。水力は再生可能エネルギーであるため、日々の業務がカーボンニュートラル実現につながっていることがやりがいです。また、当センターが管轄する設備の総出力は約139万kWで、国内有数の水力電源地帯に携わることができていることもやりがいとなっています。

印象的なエピソード

1年目の山形発電技術センター在籍時、初めて故障対応を経験しました。その発電所は事業所から遠く、片道100km以上の道のりを移動しトラブルに対応しました。実際に発電機が動いた際には初めての対応だったこともあり、大きな達成感を味わうことができました。その一方で、1設備(数ミリ)の対応で往復約250kmかけて移動し1日かかることに対して、短時間で復旧できないか疑問を抱く機会ともなりました。この経験が日頃の業務において効率性やD Xの活用をより意識する機会となっています。

東北電力はこんな会社

入社前に思っていた以上に現場に行くことが多いです。現在所属するグループでは毎日のように現場に足を運んでおり、一日中事業所にいることは珍しく感じるほどです。現場に行くからこそ分かることがあるため、とても貴重な機会であると感じています。先輩もユーモアのある人が多く、何かと気にかけてくださり、人の面でも恵まれています。

off time

学生時代に父の影響で始めたゴルフが趣味です。写真は会津地方にあるボナリ高原ゴルフクラブで友人たちとラウンドした時の一枚です。先日開催された会社の上司・先輩方とのコンペでは優勝することができました。ゴルフと業務への向き合い方には互いに通じるものがあり、相乗効果を感じています。

1day schedule

08:30
出社

10:00
定期巡視 各設備の記録を取りながら異常の有無を確認します。

12:00
昼食休憩 時間に余裕がある時は発電所近くのお店で昼食をとります。

13:00
定期巡視 午前に引き続き動作試験なども行い、異常がある場合には即対応します。


17:00
日常点検の準備 立会業務が円滑に進むよう事前に資料の確認などを行います。
17:30
退社

grouth&feature

成長できたと思うこと
一つひとつの業務(巡視点検や故障対応)を行うごとに知見が深まってきました。当センター管轄の発電所数は26箇所、発電機台数は50台あり、それぞれの特徴を理解する必要があるため、多様な技術を吸収できていることを実感しています。また、初めは指示どおりに動く形でしたが、最近は言われる前に主体的に動くことができるようになり、同行する先輩に「助かるよ」と言っていただくことも増え、日々成長を実感しています。
今後の目標
世界情勢や自然災害による将来の不確実性が増す中、脱炭素社会への移行やデジタル技術の進化などにより、当社を取り巻く環境は日々変化しています。そのような状況下で当社としてどんなことができるかを日々考え、行動し続けていきたいと考えています。学生時代から培ってきた自分の強みに現在高めている技術力を掛け合わせることで、自分だからこそできることに取り組んでいきたいです。

message

学びを活かせるフィールドがある
就職活動はさまざまな業界・企業の方々とお会いできる貴重な機会です。ぜひその機会を存分に活用し、たくさんの業界・企業の方々と話をしてみてください。今までになかった気づきが生まれ、考え・価値観の幅が広がると思います。当社は今後の経営展開として「よりそうnext
+PLUS」を掲げ、電気・エネルギーを中心とした多様な事業を展開しています。就活生の皆さんが学生時代に取り組んできたことや身につけてきたことを活かせる場がきっとあるはずです。就職活動を進める中で東北電力が志望先となり、一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。
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