経済面で優れた資機材を調達し、電力の安定供給を縁の下で支える
資材部門では電力の安定供給のため、発電・送電・変電・配電・通信などの設備形成、維持に必要な資機材や請負・業務委託、そして日常で使用する事務用品を、経済性に優れた適正な価格で調達しています。また、配電用資機材については在庫管理と配給を行っており、大量かつ多品種の資材を必要な時期に安定して供給することにより、円滑な工事に寄与しています。電力会社は大規模な設備を保有しているため、調達における価格低減の実現が経営に大きく貢献することになり、資材部門が果たすべき役割は重要です。また、主管部門の資機材調達を通じて電力の安定供給を縁の下で支えています。
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
入社理由
就職活動では地元である新潟に貢献ができることを軸に企業を探し、地方では特に必要となる自動車のEV普及に関わりたいという思いがありました。東北電力であればEV普及に電力の供給という点で携わることができること、東北・新潟とのつながりが密接であるという点に惹かれて入社を志しました。
現在の仕事とやりがい
現在は配電機器と呼ばれる、電柱に付いている変圧器や、電線の地中化区間にある変圧器塔といった機器の購買業務を行っています。現場からの「こういった物品が欲しい」という請求に対して、納期通りに納入できるよう手配しますが、その際には物品を適正な価格で購入し、コストを低減できるように努めています。街中にたくさんある配電機器は、普段気にすることは少ないですが、そうした物品の価格を決定し購入している自分自身の仕事が社会につながっていると日々感じることができる点に面白さを感じています。また資材部では、若手でも非常に大きな金額を任せられますが、自身が調達した物品の価格が会社のコストとなり、結果的に電気料金にも影響が及ぶ可能性があります。そのため、資材を適正な価格で購入できた際には大きなやりがいを感じます。
印象的なエピソード
資材部では年に一度、次年度に購入する資機材を取りまとめ取引先への発注量および価格の決定を行います。入社後初めてその業務に携わった際のことが印象に残っています。ある取引先への発注量を決める書類を作成していく中で、自身の計算が誤ってしまったのです。私は入社1年目でしたが取り扱う資機材の金額規模が非常に大きかったこともあり、上司から「計算が少し違うだけで影響額はとても大きくなる。取引先によってはその経営に影響が出ることもある」と指導を受けました。そのときに、自身の業務が当社や取引先など多くの人に影響のある業務であると痛感し、以降は数字などの細部までのチェックに手を抜かず、ミスがないよう気を付けています。
東北電力はこんな会社
入社前は前例をもとに業務を進めていく会社というイメージを持っていました。しかし、入社してみるとビジネスカジュアルの積極的な推進やチャットツールの導入など、さまざまな施策に挑戦的で、時代にあわせて変化しようとしている雰囲気があり、イメージが大きく変わりました。
休日はバイクや車でドライブに出かけ、自然に癒されリフレッシュしています。特に大学生活を送った石川県に出向くことが多く、砂浜をバイクや車で走れる千里浜がおすすめのスポットです。また、希望の休暇も取りやすい環境で、長期の旅行も楽しんでいます。
09:00
資機材の請求状況の確認・処理
取引先へ納期までの対応が可能かを確認したり、
注文の手続きを実施します。
13:00
取引先と打ち合わせ
大型案件についてのスケジュールの確認や
資機材の調達状況の情報交換などを行います。
15:00
配電部との打ち合わせ
新規に導入する資機材について、
導入までのスケジュールや購買方法について協議します。
成長できたと思うこと
周囲の人と意見をすり合わせながら、業務を確実に進める力が成長しました。資材部では新規の資材を導入する際には、導入を企画する配電部や製造を行う取引先、そして購買を行う資材部のそれぞれに要望事項があり、意見の相違が発生します。私はそれぞれの優先事項などを配慮しながら、話し合いを密に行うことで、意見の相違の解消を図り、業務が滞ることがないように努めています。
今後の目標
次年度に購入する資機材を取りまとめた資料は長年使用しているエクセルですが、より効率的な運用を行えるよう改修に挑戦しています。具体的には、試験的に生成AIも活用し、より手軽に改修し効率化できないかを検討しています。また、資材部内の他のグループと関わることも多くあるため、自身の業務だけでなく部全体に目を配り、全体としてより円滑に業務を進められるようになることを目標にしています。
若手でも自身の能力を発揮できる
社会や環境が大きく変化している中、電力業界も変化を迫られ、当社も例外ではありません。そのため積極的に変革を行いたいという思いがあれば、若手でも提案・実践ができる環境があります。自身の能力を発揮したいという志のある方は当社で、大いに活躍してください。
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