災害に強い電力設備を建設・維持保全し、地域の暮らしを守る
当社の建築部門は、発電所(火力・原子力・水力)・変電所などの電力設備、社員が働く事業所建物など、合わせて約3,500棟に上る建物の計画、設計、工事監理および維持保全などを担当しています。また、地域の安全・安心のために、建物のレジリエンス強化(災害発生時でも電気を安定して供給できるように施す耐震対策や浸水対策等)に取り組んでおり、カーボンニュートラルに向けた取り組みにも挑戦しております。
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
入社理由
多くの人々の生活に影響を与える建物や設備に関わりたいという思いがあり、インフラ関係の企業への入社を希望していました。その中でも電力事業は人々の生活に欠かせない存在です。私自身、東日本大震災で停電を経験し、電力の大切さを身を持って感じるとともに、復旧に尽力された方々の仕事ぶりに大いに感銘を受けました。そんな多くの人々に豊かさを与えられる電力事業に、これまで自分が学んできた建築の分野から貢献していきたいと思い、当社を志望しました。
現在の仕事とやりがい
原子力発電所本館および関連諸建物の建物新築や設備改良、修繕工事等の計画、設計、工事監理、その後の保守・維持管理を担っています。主な業務として工事に必要な条件を整理し、工事発注や作業調整、施工状況の確認を行っています。安全かつ適切に工事を実施するために事前の計画はもちろん、施工者の方々とのコミュニケーションも大切にしています。そして、自ら計画から携わった建物の新築や設備改良、修繕工事が行われ、目に見える形で成果が表れる点は建築の面白さの一つです。現在は県内にとどまらず国内からも重要視されている女川原子力発電所で働いていること自体にやりがいを感じています。
印象的なエピソード
女川原子力発電所の再稼働に向けた安全対策工事や使用前事業者検査対応に関われたことがとても印象に残っています。工事監理だけではなく、使用前事業者検査対応のための資料準備や確認、新設建物や設備の維持管理に向けた計画などやることが多岐にわたる中、所内全体が一つの目標に向かって一丸となって取り組みました。自分がその一員として業務に携われたことを誇りに思いますし、再稼働という目標がこの間の仕事に対する原動力になりました。
東北電力はこんな会社
入社前は生真面目に黙々と業務に取り組む方が多いと思っていましたが、明るい方が多く、ちょっとした雑談も交えながら、相談がしやすい雰囲気の中で業務に取り組めています。一方で、仕事の内容については確実に指摘・助言をしていただけるので、業務に対する学びを深めることもできています。現場確認や工事検査の立会もありますが、工事関係書類の作成や工事に関わる各種計画書の確認など机上にて行う業務も多いと感じています。適切かつ徹底した安全管理により工事を計画・実施し、発電所の安心・安全のために尽力していることを日々実感しています。
学生時代に陸上長距離をやっていたことから、現在は趣味でマラソンに取り組んでおり、友人たちと県内・外のさまざまな大会に出場しています。そのため、休日には自然豊かな町内でランニングして体力作りに励んでいます。頭が疲れているときでも、走れば不思議とすっきりするので、私にとっては大切なリフレッシュの時間になっています。県外の大会に出場する際には、あわせて開催地の温泉に行くなど観光をすることも楽しみの一つです。
08:40
朝のミーティング
連絡事項や当日の業務確認を行います。
09:30
工事関係打ち合わせ
所内関係グループや関係会社と工事の内容や
工程の打ち合わせを行います。
10:30
現場調査
実際に現場を確認し、工事予定箇所の状況の把握や
調整事項の確認を行います。
12:00
昼食休憩
発電所内の食堂を利用したり、
町内のお店からお弁当を届けていただいています。
13:30
現場立会
計画どおりかつ安全に工事が実施されているか確認します。
14:30
工事関係資料作成
現地調査や打ち合わせを踏まえ、
適切な内容で工事ができるよう計画書類を作成します。
18:00
帰宅
趣味のマラソンで大会に出場するため、
退社後や出社前にランニングをしています。
成長できたと思うこと
「スムーズに工事発注ができた」「現場で危険箇所に気づけた」「計画案を自ら提案できた」など、各業務でできることが増えていくたびに小さな成長を実感しています。もちろん日々失敗してしまうこと、指摘を受けることもありますが、その一つひとつの中から「もっと〇〇できれば良かった」「次のために〇〇しておこう」といった小さな気づきを大切にし、積み重ねることで今後の更なる成長につながるように意識しています。
今後の目標
今後は原子力だけでなく、ほかの火力発電所や変電所等の建物に携わることで、幅広い知識と経験を身につけていきたいです。また、不動産利活用など、今後部門として注力していくことが見込まれる新たな分野にも挑戦できればと思います。
飾らず、素直に、ありのままで
私が就活生だったときには、とにかく素直に自分を出すことを意識していました。飾らずとも自分の力を発揮できる、自分自身の特徴を認めてもらえる場所に出会うことが、入社後もありのままの自分で活躍するための要因の一つだと考えています。これからの就職活動の中で、自信を持って自分の力を発揮できる、発揮していきたいと思える会社にぜひ出会ってほしいと思います。そして、それが当社であればさらにうれしいです。
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