発電所や変電所、港湾設備などの土木構造物の安全を守る
土木部門は、発電所・変電所・地中送電線など当社が手がける土木構造物の計画・建設・維持管理といった、一連のライフサイクルに関わる仕事を行っています。さらに、地形・地質・海象などの調査、敷地の造成や港湾施設建設も手掛けています。また、カーボンニュートラルへの挑戦に向けた再生可能エネルギー電源(水力・風力・地熱など)の導入拡大を積極的に推進しています。
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
入社理由
就職活動を始めた頃は、電力会社に土木部門があるというイメージを持っていなかったのですが、ある建設会社のインターンシップに行った際に、当社と協力して作業を行ったという話を聞き、「電力の安定供給のための土木」に興味を持つようになりました。また、大学では、基本的な土木の知識や水理学、構造物の設計などに関わる学問を学んでいたため、学んだ知識を活かして仕事をしていくことができるのではないかと考えました。さらに学生時代から興味があったDXを会社全体で推進していたことも入社を志望した理由の一つです。
現在の仕事とやりがい
現在は、灰雨発電所および五十沢第二発電所の運用・保守管理をメインに行っています。また、副担当としてさまざまな発電所の工事を幅広く担当していますが、「マイプラント意識」を持って、主体的に仕事にあたることを心がけています。この仕事の魅力の一つは、成果が実際に目に見えて残ることです。特に自らが設計して発注した工事の施工が完了し、実際に現場で形となっているところを見た時には大きなやりがいを感じられます。また、発電所の運用面では、ダムゲートの操作があります。この操作では下流河川の水位変動を抑えることが重要で、非常に責任のある仕事に携わることができるのもやりがいにつながっています。
印象的なエピソード
水力発電所を運用していく上で、河川から取水した水を流すトンネルは重要な土木工作物の一つです。仮に変状があると重大な事故などにつながる可能性もあるので、トンネル内部や地表面の点検業務を行いますが、代々受け継がれてきた点検記録をベースにして技術者の目から変状の進行度合いを確認・評価した仕事が印象に残っています。その場所が山奥だったこともあり、苦労もありましたが、使命感を持ってやり遂げることができ、大きな達成感を感じました。
東北電力はこんな会社
想像より現場に出て仕事をすることが多いと感じました。工事を実施するうえで現場の調査や工事会社の方との現地打ち合わせ、各発電所におけるさまざまな現場作業、故障発生時の緊急対応など、現場でやらなければいけない業務は意外に多くありました。しかし、現場が好きなのでとても楽しく、先輩方の指導のもと、業務を学んでいます。
休日はドライブをすることが多く、新潟の観光地や温泉巡りを楽しんでいます。旅行も趣味の一つで、これまで行ったことのない土地を開拓していくのが好きで、次は石垣島に行く予定です。また、同期と釣りに出掛けるなど、趣味を増やしています。
09:30
担当工事の図面作成、工事費の積算、報告書作成の内勤
12:00
昼食休憩
寮が近いので寮に戻って休憩。出張時には新しいお店を開拓しますがラーメン店によく行きます。
13:00
ダム・水力発電所の現場巡視(+工事現場の確認)
出張して現場で各発電設備のチェックを行います。
16:00
⼯事の設計・材料⼿配・⽇程の調整や
工程打ち合わせの内勤
打ち合わせ内容をもとに施工方法や日程変更等を検討します。
17:00
上司・先輩とグループミーティング
漏れや遅れのないよう業務の進捗状況を情報共有します。
17:30
退社
業務の状況により20時頃までの残業をすることもあります。
18:00
帰宅
寮では趣味のゲームなどをして過ごします。
成長できたと思うこと
スケジュール管理能力が身についたと感じています。施工管理を行うにあたり、工事を実施するまでにいくつかの手順を踏まなければなりません。そして着工するためには「いつまでに設計・積算を終わらせ、発注しなければならないか」「いつまでに工事書類をまとめなければならないか」など、逆算して期限を決め、仕事に取り組む必要があります。さらに、工事以外にも業務があるため、メモを残し、時間を基軸にして仕事の優先順位をつけるといった細かい作業も大切にすることで時間をうまく活用できるようになりました。
今後の目標
経験が浅く、まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。まずは土木技術者としての力量を高め、ダムの宿直業務なども自信をもって取り組めるようにしたいと考えています。そして、いずれは水力発電所のリパワリング工事などの、大規模工事にも携わっていけるようになることが目標です。
自分を根本から見つめ直す良い機会に
就職活動は「どんな仕事をしたいのか」「将来、どうなりたいのか」、自分を根本から見つめ直す良い機会となります。面接では、飾らずに素の自分をそのままアピールするのが一番です!そうすることで自分のことを相手に、素直に伝えることができると思います。ぜひ、頑張ってください!
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