水力部門

#東北電力 #技術
国内最多の発電所数を誇る水力発電で、脱炭素社会に貢献
水力部門は、東北・新潟地域の豊かな自然環境を活かし、CO2排出量が少なく、再生可能な純国産エネルギーの水力発電に取り組んでおり、全203箇所の水力発電所を管理しています。これは全国の発電事業者の中でも、最多の水力発電所保有数です。これらすべての水力発電所は無人であり、福島県会津若松市内にある水力運用センターで遠隔監視制御を行っています。各県には水力発電所の保守管理を担う発電技術センターがあり、有事の際は現地の水力発電所に赴き、故障復旧発生時の対応や機器の健全性の確認を行っています。
東北・新潟の暮らしを
水力発電で支える。
田村 梨子
Riko Tamura
東北電力株式会社
水力部門
水力部 水力運用センター
工学研究科 機械システム工学専攻卒
2017年入社
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。
 部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
「東北の繁栄なくして当社の発展なし」という創業当初からの考えを、今もなお大切にしていたこと。また、社員一人ひとりが「電気をつくり、送り届けることで人々を支えたい」という強い使命感をもって働いていると感じたことが入社の決め手でした。実際に働いてみると、地域の暮らしを水力発電というかたちで支えることができていると実感しながら働くことができ、非常にやりがいを感じています。

Career Summary

2017年4月 (1~4年目) 水力発電に関する基礎知識を身につける 会津技術センター発変電業務課に入社後、電力システム改革に伴い組織の見直しが行われ、2017年7月に会津発電技術センター水力電気課に異動になりました。水力発電所の巡視、点検、修繕工事に従事し、水力発電機を実際に見て確かめながら、水力発電に関する知識を学び続けました。
2020年10月 (4~5年目) 大きな責任を感じながら水力発電所を遠隔監視 水力部水力運用センターで、水力発電所遠隔監視制御システムの保守管理、運用に従事しました。当社のすべての水力発電所を遠隔監視するという責任感を感じながらの業務でした。

当社の全水力発電所を1個所で監視

水力運用センターは、東北と新潟にある当社水力発電所203個所、ダム39個所を、24時間365日3交替勤務で遠隔監視制御しています。システム担当である私の業務は大きく三つに分けることができます。一つ目は、水力発電所を遠隔監視制御するためのシステムの保守、運用です。監視制御システムに異常がないか確認し、必要な際はシステムの保修を計画します。二つ目は工事予算などの管理です。保修計画などをもとに予算を計上し、工事資料を作成します。また、工事を施工する会社や利水関係者との調整、工事予算などの実績管理まで担当しています。三つ目は現地対向試験対応です。現地の水力発電所が改修を行った際、遠隔監視制御が滞りなく実施できることを確認するために、現地と対向で試験を行います。これらの業務を通じて、安定した水力発電が叶うように努めています。

緊張感を持って、課題に対応

監視制御システムは、東北と新潟県に点在する水力発電所を1個所で監視制御するための非常に重要な設備であり、万が一システムに重大な異常が生じれば、全水力発電所に出動し、現地で24時間体制の監視が必要な事態にも発展しかねません。一歩間違えれば多くの人に迷惑をかけてしまうため、非常に緊張感のある業務です。しかし、普段からシステムの状態を確認し、連携を密に取りながら一つひとつ課題を解決していくことがやりがいでもあり、課題を解決したときには無事に対応できた達成感や安心感を感じることができます。

仕事と私生活の両立が叶う環境

電気を通じて、人々の生活のみならず、さまざまな産業を支えられていることが大きなモチベーションです。また、私も育児休職や時短勤務制度を利用していますが、地域限定勤務制度など、それぞれのライフステージに沿った働き方を選択することができ、結婚や出産といった大きなライフイベントがあっても、仕事と私生活の両立が叶いやすく、働くことへのモチベーションを高く保つことができています。

off time

家族で公園や食事に行きます。夫は単身赴任で週末しか会うことができないため、家族三人でゆっくりすごす貴重な時間です。

1day schedule

08:40
出社、メールチェック
09:00
監視制御システム点検の立会 システムの健全性を確認します。


12:00
昼食休憩

13:30
ミーティング 1週間の水力発電所の運用に関する打ち合わせを実施します。
14:30
工事関係資料の作成 監視制御システムや受電設備の点検、
保修業務に関する資料を作成します。



16:20
退社(育児支援による時短勤務)
17:00
帰宅 帰宅後は子供の迎えから寝かしつけまで、
あっという間に時間が過ぎます。

message

自分のやりたいことを、自分らしく
当社では、東北・新潟の発展のために働くことができます。近年は、電気・エネルギー事業が中心ではあるものの、東北発のスマート社会の実現に向けた事業展開に力を入れているため、今後はさらに業務の幅も広がり、より自分のやりたいことが見つけられる環境になるのではないかと思います。また、働き方改革により、勤務地や勤務時間など、自分に合った働き方を探すこともできるので、ぜひ入社を検討してみてください。
同じ部門の社員
TOP