送電部門

#東北電力ネットワーク #技術
AIなど最新技術を導入して電力の安定供給へ
東北6県および新潟県の広大なフィールドに跨る送電線(架空線および地中線)の保守・工事を通じて、電力を安定的に供給することが送電部門のミッションです。鉄塔約48,000基(回線延長約24,000㎞)の架空線、回線延長約790㎞の地中線の保守、維持管理を実施していますが、ヘリコプターやドローン、AIなどの最新技術を活用しながら設備の健全性を維持することにより、品質の良い安定した電力の供給を支えております。
妥協せず、より良い形で
鉄塔建設を。
田口 竜也
Tatsuya Taguchi
東北電力ネットワーク株式会社
送電部門
電力システム部(送電)
工学部 環境社会工学科卒
2012年入社
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。
 部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
自らの仕事を通じ、東北地方や地元秋田の力になりたい、大学での学びを生かしたいと思い、当社を志望しました。入社後は熱い思いを持つ先輩方に仕事を教えていただきながら、一貫して送電部門でキャリアを形成しています。その中でも電力センター、支社、本社とさまざまな立場を経験しているので、それぞれのポジションでの気づきをもとに、連携する部門とのより働きやすいコミュニケーションを心がけています。私たちが建てて管理する鉄塔は、一度建てると何十年も使用されるものです。妥協せず、より良い形を追求し、その後に管理する人たちが困らないように計画・建設することを意識して、業務に向き合っています。

Career Summary

2012年4月 (1~4年目) 健全な送電は日々の責務の積み重ね 須賀川技術センター送電課(現在の郡山電力センター)で、架空送電線の保守業務や、修繕工事の積算業務、施工管理に携わりました。巡視や点検の直営作業や修繕工事など、一つひとつの業務が鉄塔の健全な状態を維持することにつながっていることを実感し、責任の大きさとやりがいを学びました。

最新技術の導入をリードする

現在勤務している電力システム部(送電)は全社送電部門の業務方針立案や施策の展開が主な業務です。安全、施工力確保、予算、電気事故、部門研究など、その内容は多岐にわたっており、職場で一致団結して各種業務や課題解決に取り組んでいます。私の担当は、AIやドローンといった最新技術を実業務へ適用するため、メーカーとの打ち合わせや社内調整を図ることです。「ボルトの異常判定AI」を開発したプロジェクトは、非常に多くの工程を経て実用化に至った、思い入れのある仕事の一つです。現在取り組んでいるダイナミックレーティング技術は、送電線の容量のポテンシャルを最大限に有効活用できる技術で、社内への導入に向けて部門を横断した打ち合わせを実施しながら研究を推進しています。

積極的に最新技術に
アンテナを張り自己啓発

一昔前の電力会社は堅いイメージだと思いますが、安全最優先の前提のもと、効率化・高度化の両輪で電力の安定供給を確保していくため、最近では最新技術の導入に前向きに取り組んでいます。特に送電部門内での技術導入を担当している私は、最新技術(AI・ドローン)の動向などを注視するようにしています。ディープラーニングに関する検定試験の受験を通して、必要な基礎知識を身につけることができ、AI開発の協業先との仕事の際にダイレクトに活かされています。

成果が目に見える形になるやりがい

送電線建設の醍醐味は、成果が形に残ることです。鉄塔建設では用地取得や地形条件など、さまざまな制約がありますが、それぞれを満足する最適な形態(ルート、高さなど)となるよう、一つずつ課題を解消しながら検討を行う必要があります。諸条件をクリアし、自分がルート調査や設計に携わった鉄塔が実際に建設された時には、それまでの苦労が達成感に変わり、非常に感慨深いものがありました。建設に関わった鉄塔を見かけると、また頑張ろう!と前向きな気持ちになり、モチベーションの一つになっています。

off time

趣味はラグビー観戦で、高校、大学とラグビー部に所属しており、ポジションはスクラムを一番前で組むプロップでした。入社して数年間は地域のチームに所属して週末にラグビーの試合にも出場していました。学生時代は本場ニュージーランドに行って実際に観戦したこともありますが、最近は週末にテレビで観戦したり、国内のスタジアムに観戦に出かけています。

1day schedule

08:40
出社 メールチェック、通知文書、依頼文書の確認。

10:00
研究関係実施状況の確認 研究開発の進捗状況と今後の実施内容について、
メーカーと打ち合わせを実施し、認識のすり合わせを行います。
12:00
昼食休憩 昼食後の休憩により、午後の業務に向けての英気を養います。
13:30
社内会議に参加 各部門の出席する会議に参加し、
業務の進捗状況の報告と課題の共有を行います。

15:00
資料の作成 会議の内容をもとに、今後の実施内容などを整理し、
説明資料を作成します。



18:30
退社
19:00
帰宅 家では家族団欒を楽しみます。

message

学びを活かすことも、
新たなチャレンジも
当社の魅力は、共通の目的を持った社員や組織のつながりだと感じています。送電部門の業務は多岐にわたるため、専攻は電気系のみならず機械系や土木系など、多様な人財が活躍しています。また近年ではIoTやAIなどの最新技術も広く普及しているので、情報系の知識も求められる部門です。入社してから学生時代の専攻を活かすことも、新たな分野にもチャレンジすることもできるので、当社に、そして送電部門に、興味を抱いてもらえると嬉しいです。
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