AIなど最新技術を導入して電力の安定供給へ
東北6県および新潟県の広大なフィールドに跨る送電線(架空線および地中線)の保守・工事を通じて、電力を安定的に供給することが送電部門のミッションです。鉄塔約48,000基(回線延長約24,000㎞)の架空線、回線延長約790㎞の地中線の保守、維持管理を実施していますが、ヘリコプターやドローン、AIなどの最新技術を活用しながら設備の健全性を維持することにより、品質の良い安定した電力の供給を支えております。
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
入社理由
小学生の頃に読んだエジソンの伝記がきっかけで電気に興味を持ち、大学では電気の研究ができる学科を専攻。再生可能エネルギー発電を含む電力系統の安定化をテーマに研究をしていました。研究を通して、電気を使うために大きな電気回路をつなげることにロマンを感じ、また生まれ育った東北に貢献できる仕事がしたいと思い、送電部門を志望しました。
現在の仕事とやりがい
青森県内の地中送電線(地中ケーブル)を建設しています。新しい線路のルートを考えたり、設備の形態を考えたりといった細かい仕事から、実際に現場に出て工事会社の方と工事手法を検討することもあります。工事の施工管理や他の部門、お客さまとの調整を取りながら進めています。地中線は場所によって設備形態や工事工法がさまざまであるため、現場にあった検討が必要なことが多く、工事のたびに、未経験だったことに挑戦できます。その分、完成したときには、より強い達成感を感じられます。
印象的なエピソード
設備の建設には社内外の多くの人がかかわっており、皆がそれぞれ考えを持ちより、良いものを作ろうと一丸になって働いています。私は特に密なコミュニケーションを心がけて、発言しやすく働きやすい環境を作りたいと思っていますが、工事が終わったときに「齋藤さんが担当でよかったです」と、こっそり協業先の方に言われたことが、とても嬉しく「頑張ってよかった」と思えた瞬間で印象に残っています。
東北電力ネットワークは
こんな会社
送電の仕事には設備の状態を歩いて確認する巡視という業務があります。現場ではペアとなった先輩に解説付きで教えてもらえるため、設備のことを覚えるのも、それほど時間がかかりませんでした。また、仕事だけでなく、プライベートなことも聞きやすい雰囲気で、各地のお勧めの飲食店や名所も、たくさん先輩に教えてもらいました。
季節や場所によって、さまざまな楽しみ方があるのが東北の魅力だと思っています。青森では、仲の良い同僚と色々な漁港を巡って釣りをしたり、時には船で沖釣りに出ることもあります。また、家でゆっくりしたいときには、映画鑑賞や料理をしたりして過ごすこともあります。
08:00
フレックス出社
メール、工事日報チェック。
08:30
工事設計、積算
担当工事の円滑な実施に向けて、計画を練り上げる。
10:00
工事現場確認(調査や進捗確認など)
上司や工事会社と一緒に、安全に作業するために
必要なことや現場の課題を確認。
12:00
昼食休憩
飲食店でランチ。
内勤時は自炊弁当かお弁当屋さんに注文することもあります。
14:30
工事検査資料の準備
検査に向けて資料を準備。工事報告書により品質や精度を確認する。
16:00
上司とミーティング
工事課題と解決の方向性を確認。
工事検査資料の最終確認をして承認をもらう。
17:10
帰宅
最近は、夕飯を作りながら映画鑑賞などをして過ごします。
成長できたと思うこと
協業する相手に寄り添った柔軟な対応ができるようになったと感じています。たくさんの人と関わり仕事をしている中では、同じことを言っても人によってとらえ方は異なります。工事ではそのようなことが大きなミスにつながる恐れがあるため、言葉だけでなく写真や絵を使った資料で説明するなど、さまざまな方法でミスを少なくするように努めています。
今後の目標
地中線設備は、人から見えない場所に設置されているため、工事を担当している自分自身でも、見たり触れたりする機会は多くありません。これから経験を重ね、たくさんの設備を見ることで自分自身の知見を広げ、より電圧が高く規模の大きな地中線建設にも携わりながら、東北・新潟の皆さまの豊かな生活のために電気の安定供給で貢献できるように努めていきたいと考えています。
入社してよかったと思える会社に
就活は人生の大きな変化となるイベントです。ぜひ、自分のことを分析してどうなりたいか考える良い機会にしてください。そして、自分で見て聞いて話して、自分が働きやすそうだなと思える会社を見つけてください。私は異動のことが不安に感じていましたが、今では、異動をきっかけとして、さまざまな場所で、人との出会いや文化を知ることができたことにより、自分の視野を広げることができてよかったと感じています。皆さんが、私と同じように、入社して良かったと思える会社に出会えるよう青森から応援しています!
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