給電部門

#東北電力ネットワーク #技術
24時間365日、電気の安定供給のための電力系統を司る
給電部門の使命は、発電所で生み出された電気を、お客さまへ確実に、安全に、安定的に供給すること。品質の良い安定した電力を輸送・供給するため、発電所、送電線、変電所など膨大な設備で構成される電力系統や電力需給の計画・立案・運用業務を担っています。季節や時間帯などさまざまな要因により刻々と変化する需要と供給のバランスを調整するとともに、万が一突然の自然災害などで停電が発生した場合には電気を迅速に復旧できるよう、24時間365日、常に監視、制御する重要な業務です。
“ここでしかできない仕事”
で安定供給に貢献。
山川 英晃
Hideaki Yamakawa
東北電力ネットワーク株式会社
給電部門
系統給電指令所
理工学部 情報工学科卒
2016年入社
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。
 部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
電力は、社会を形作るさまざまなインフラの中でも、特に現代において欠かすことのできないものです。「この仕事に携われば、社会に貢献できる」と思い志望しました。また、出身地で起きた震災中に、黙々と電気を送るために働く東北電力グループ社員の姿を見て感謝の気持ちを持ち、自分もその一員になりたいと思いました。

Career Summary

2016年4月 (1~2年目) 変電所業務のイロハを学ぶ 北上技術センター発変電課(現:水沢電力センター変電課)に配属され、発変電所の巡視および現地操作を行なっていました。
2017年7月 (2年目) 2018年3月 (2~3年目) 制御所での監視作業に従事 まず、北上技術センターの制御所で、電力系統の監視業務にあたりました。その後、岩手制御所へ異動し、こちらでも電力系統の監視業務にあたりました。

電力の安定供給に欠かせない
基盤作り

系統保護リレー装置とは、電力系統に異常が発生した際の電気現象を予め算出しておき、電力系統の正常な部分から異常が発生している箇所を切り離すための装置のこと。どういった場合に作動させるか、その動作値を検討する仕事をしています。また、電力系統に異常が発生すると、その際の電気現象の記録が変電所の記録装置から送られてきます。そこで何が起きたか、保護リレー装置の動作は適正かなどを確認します。私たち系統保護リレー整定業務の担務者の仕事が、電気事故対応をする判断材料になることもあるため、メンバー一丸となって「物事をとことん突き詰めよう」という気概で業務にあたっています。

カーボンニュートラル社会の
実現に向けた環境整備

現在、エネルギー業界はカーボンニュートラル化に向け、さまざまな改革が加速度的に進んでいます。当社でも再エネ出力制御の抑制量低減を進める必要があることから、更なる再エネ出力予測精度の向上、より広域で効率的な需給調整を行うことができる次期中給システム導入への対応など、再エネの有効活用ができるよう、環境の整備に部門を挙げて取り組んでいます。再エネ導入拡大においても安定供給が大前提です。私の業務の一つひとつがきちんと機能することで、社会が求める基盤ができていくと信じ、業務に邁進しています。

責任感と探究心を持って学び続ける

系統保護リレー装置担当として電気現象を検討する仕事は、電力ネットワーク会社以外ではなかなか経験することのない仕事です。人命や設備の保全にもかかわるものであり、責任の重さも感じながら業務にあたっています。事故解析により、事故現象を解明し復旧に寄与できた時などは安定供給の役に立ったと実感できます。電気は取り扱いを誤ると危険なエネルギーです。常に安全・安定的に扱うために、探究心を持って学び続ける姿勢はとても重要です。そこで得た知識や気づきが社会全体の安全を守ることにもつながるのだと感じています。

off time

カラオケが好きなのですが、高い声が出せないことがコンプレックスだったため、月に3回ほどボイストレーニング教室に通っています。また、年に1回程度は学生時代の友人と旅行に行きます。鉄板の観光地ではなく、知られざるB級観光地をめぐるのが好きで、面白そうな場所を探しては実際に足を運んでいます。

1day schedule

08:40
出社、メールチェック 出社までに電気事故が発生していないかチェック。
発生していた場合は事故解析をします。
10:00
検討中の電気現象について、上長や先輩へ相談 常日頃からアドバイスはもらえますが、
自分なりに整理して相談することで、行き詰まり防止になります。
11:00
保護リレー整定検討 さまざまなシステムを駆使しながら電気現象を検討し、
異常な電気現象が発生したときの対策をします。
12:00
昼食休憩
13:00
保護リレー整定検討(続き) 電気事故が発生した場合、事故解析を優先して実施します。


17:20
退社
18:00
帰宅 家では健康増進のために買ったエアロバイクを漕ぎながら、
テレビゲームをしたり漫画を読んだりしています。

message

多様な人財が組織を強くする
この仕事をしていると、普段の自分の生活の裏側はこのように支えられているのだと改めて実感します。それでいて社会の意識や制度の変化など新しい課題と向き合い続ける仕事でもあり、常に自分自身も成長していくことが求められます。当社はいま、激動の時代の真っ只中にいます。そんな荒波を乗り越えるために必要なのは、とにかく多様な人財が集まることで生まれる組織の強靭性です。変わらない安定供給への思いを胸にしつつ、変化する社会に貢献し続ける。そんな東北電力グループで、ぜひあなたの力を発揮してください!
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