電力の安定供給に欠かせない通信ネットワークの構築や維持管理を担う
通信部門は、本社情報通信部、東北6県と新潟県にある通信センターで構成されており、お客さまに安定した電気をお届けするために必要な信頼性の高い通信回線を提供しています。また、膨大な電力設備の運転管理に不可欠な保安通信設備の構築と経営戦略および業務高度化・効率化の実現に向けた各種システムの通信ネットワーク構築を担っています。具体的には、電気所・事業所間をつなぐ通信ネットワークを最新のICT技術を駆使しつつ、マイクロ波無線通信や光ファイバー通信等の最適な組み合わせにより構築し、自然災害に強い高速・大容量の通信ネットワークを提供しています。
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
入社理由
学生時代から生活の基盤を支えるインフラ事業に携わる仕事に就きたいと考えていました。大学で学んでいた情報通信分野を学び活かせる仕事を探していたところ、電力会社では独自の通信ネットワークを運用しており、電力の安定供給には情報通信技術が欠かせないということを知りました。私は幼少期、親の転勤で東北各地で暮らしたこともあり、地元東北の暮らしに貢献したいという想いも強く持っていたため、当社がぴったりだと思いました。
現在の仕事とやりがい
通信部門には多種多様な情報を伝送するため、マイクロ波無線機やIP機器などの装置があり、電力の安定供給には欠かせません。そのため、通信設備を円滑に運転するための保守管理や、故障が発生した場合には迅速な復旧対応が求められます。その中で私は保守チームに所属し、社内の電話網を構成する交換機と、配電部門で使用している配電線の状況などの情報を伝送する「配電自動化システム」の保守を担当しています。特にこのシステムの保守には一層の責任を持って臨んでおり、情報通信技術を通して電力の安定供給の一端を担っていることにやりがいを感じています。
印象的なエピソード
自ら志願して、送電部門作業のパトロールに同行させてもらったことが印象に残っています。通信で保守している設備と配電や変電、送電設備との関係を知ることができました。通信ネットワークが機能しなくなると他部門で現地操作が必要になったり、電力供給に支障がでたりすることを改めて確認し、また、多くの人が自分の仕事に携わっているのだと力強く感じ、身が引き締まりました。
東北電力ネットワークは
こんな会社
入社前の想像より、コミュニケーションが豊富で働きやすい職場です。技術系の職場のため現場に出ることが多いと思っていましたが、机上業務も意外とありました。まだ女性の少ない部門ですが、体力以外のことで活躍できる機会が多いので、性別などに関係なく技術を磨けば活躍できる職場だと感じています。
入社と同時期くらいに購入したお気に入りのカメラを持って、色々な場所に写真を撮りに行っています。季節ごとに旅行も兼ねて撮影に行くことが多いです。世界遺産に興味があるので、これからは海外にもたくさん訪れたいと思います。
09:00
通信設備の監視、警報有無確認
通信設備に異常がないか確認します。
09:30
移動電源車の点検
非常時に備えて毎月点検を実施します。
10:30
非常災害対策訓練
簡易型衛星通信システムの設営訓練を行います。
13:00
設備点検
通信設備の測定を行い、回線の品質を確認します。
成長できたと思うこと
入社した頃は、機器に故障が発生しても何もわからず、見ているだけで終わってしまうということがありました。そこからわからないことは調べて質問する姿勢を続け、故障が発生したときには積極的に確認することを心掛けて知識と経験を増やしていきました。現在は、自分の担当設備で障害が発生したときには、自分がどう対応したいかを考えて行動できるように成長できたと感じています。
今後の目標
今後の目標は、通信部門では光通信やマイクロ波無線、IP機器などの設備を扱うため、さまざまな機種を担当して高品質な通信ネットワークを提供し、電力の安定供給に貢献することです。そのために最新技術の動向を取り入れられるよう日常生活でも情報収集に努め、情報通信技術についての理解を深めるために、資格取得にも挑戦しています。また、いずれは通信設備の保守だけでなく、設計や運用の業務にも携わりたいと思っています。
東北・新潟の未来の暮らしをつくる
東北・新潟エリアの各地に拠点を持ち、多様な部門を持つ当社は、地元に貢献したいと考えている方、自分の得意なことを活かしたいと考えている方が誰でも活躍できる会社だと思います。また、地域の方々の生活に密接に関わることができるため、日々やりがいを感じながら仕事をすることができます。人口減少や高齢化の加速が進む東北・新潟エリアですが、地域活性化につながるエネルギーや未来の世代まで安心して暮らせるサービスを、ぜひ一緒につくり上げていきましょう。
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