原子力部門

#東北電力 #技術
安全確保を大前提に、コスト面・環境面に優れた原子力発電へ
原子力部門では、再稼働を果たした宮城県の女川原子力発電所2号機の運転・管理、再稼働を目指す同発電所の3号機、青森県の東通原子力発電所1号機の運転・管理および審査対応などの業務を担っています。また、女川原子力発電所1号機については、安全確保を最優先に廃止措置に係る業務に取り組んでいます。東日本大震災の発生時、国内の原子力発電所で震源に最も近かった女川原子力発電所では、1号機と3号機が通常運転中、2号機が原子炉起動中でしたが、3基とも設計どおり原子炉が自動停止しました。また、津波によって自宅を流された方など多くの近隣住民の方々が女川原子力発電所に避難されてきたことから、発電所構内へ受入れました。定期検査のため停止していた東通原子力発電所は、地震や津波による設備の被害はありませんでした。このような実績とともに、私たちはさらなる安全確保を目指し、原子力安全に関する全ての取り組みを実践するとともに、地域の理解と信頼向上に努めていきます。
やりがいのある仕事を
前向きに。
紺野 敦子
Atsuko Konno
東北電力株式会社
原子力部門 原子力部(放射線管理)課長
工学部 原子核工学科卒
1996年入社
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
福島県出身のため、小学生のときに、原子力発電所に事故が起こった場合に言及した先生がいて、原子力発電の原理に興味を抱きました。その後、大学で原子力を専攻し、原子力のインフラとしての重要性や、環境保護に貢献する発電方式であると認識を深め、これからの時代に必要なエネルギーだと感じ、原子力発電所勤務を希望して入社しました。原子力発電は社会情勢によって風向きが変わりますが、自身としては、社会の役に立つ仕事を続けていると考えています。

Career Summary

1996年4月 (1〜4年目) 女川原子力発電所 技術課 原子燃料グループ
2000年8月
(4〜9年目)
本店 原子力部 原子力技術
2005年8月
(9〜15年目)
東通原子力発電所 放射線管理課
2011年8月
(15〜22年目)
女川原子力発電所 環境・燃料部
放射線管理グループ
2017年7月
(22〜26年目)
本店 原子力部 原子力運営
2021年7月
(26年目〜現在)
本店 原子力部 放射線管理

メンバーの知見を合わせて、
未知の業務に対応

原子力部は、女川・東通原子力発電所の運転・維持管理・廃止措置などに関する業務を行っています。その中で私が所属する放射線管理グループは、原子力発電所特有の放射線や放射性廃棄物、廃止措置、環境法令などに関する対応に従事しています。私は課長として、それらの仕事を統括しています。どれも自分一人ではやれない仕事ばかりです。特に東日本大震災以降は、法律なども改正され、新規の、完了までの道筋の見通しの立たない仕事が多くありました。そういった仕事をグループ内外の知見を合わせて対応し、グループのメンバーが成長していることを実感できることが大きなやりがいです。

ワークライフバランスが取りやすい 環境づくり

放射線管理グループのメンバーにはしっかりと休日にリフレッシュしてもらい、平日は仕事に集中して臨めるよう、ワークライフバランスを取りやすい環境づくりに取り組んでいます。そのためにグループで使用する社内チャットに「ワークライフバランス」というスレッドを作成しました。そのスレッドでは各自が休みをとりやすいような情報を共有しており、また、原子力部では休暇日数をランキングで見える化しています。その取り組みもあってか、メンバーは、平日は熱心に仕事に取り組み、休日は家族との時間やスポーツ・旅行・料理などそれぞれの趣味を楽しんでいるようです。

off time

冬から春にかけてはスキー、夏は読書や散歩、秋はテニスなど、一年を通じて、休日は比較的アクティブに過ごし、仕事のことから頭を切り替えてリフレッシュしています。

message

大変な経験も糧として成長できるように
原子力発電は安全が第一で、対応すべきことが多岐にわたるため、難しく地道な仕事も多くあります。しかし、日本において大切なエネルギーの確保、環境維持につながる意義深い仕事であることは間違いありません。仕事を自分事ととらえ、前向きに取り組める方であれば、大変なことも含め、全ての経験を糧に成長できると思います。現在、一緒に働いているメンバーは穏やかで誠実な人が多く、それぞれの優れた個性を活かしながら、チームワーク良く仕事をしています。ぜひ、皆さんの入社をお待ちしています。
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