土木部門

#東北電力 #東北電力ネットワーク #技術
発電所や変電所、港湾設備などの土木構造物の安全を守る
土木部門は、発電所・変電所・地中送電線など当社が手がける土木構造物の計画・建設・維持管理といった、一連のライフサイクルに関わる仕事を行っています。さらに、地形・地質・海象などの調査、敷地の造成や港湾施設建設も手掛けています。また、カーボンニュートラルへの挑戦に向けた再生可能エネルギー電源(水力・風力・地熱など)の導入拡大を積極的に推進しています。
大学の学びを活かし、
やりがいのある仕事を。
谷地 大舜
Daishun Yachi
東北電力株式会社
土木部門
土木建築部(火力原子力土木)
工学研究科 土木工学専攻卒
2015年入社
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。
 部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
「大学で学んだ専門知識を活かしたい」、「生まれ育った東北地域に貢献したい」と考え、当社を志望しました。大学では構造力学を学んでおり、現在でも原子力発電所の構造物の耐震性を確認する際に、まさに学生時代の研究で用いた数値シミュレーションの知識を活かせる場面があり、学びの応用を実践できています。責任とやりがいのある仕事に日々励んでいますが、自宅から会社まで1時間ほどかかるので、活用しているのが在宅勤務制度です。移動時間を短縮することで、家庭の用事にもゆとりを持って臨むことができ、業務状況や家庭環境に合ったワークライフバランスの実現につながっています。

Career Summary

2015年4月 (1~3年目) 工事現場監督業務を習う立場から独り立ち 女川原子力発電所の土木建築部に配属となり、取水路や機械の基礎といった土木構造物の保守管理や再稼働に向けた安全対策工事に携わりました。施工会社が行う工事の管理監督が主な業務で、1年目は先輩に随行して仕事を学び、2年目からは自身で工事の計画・発注・施工管理まで担当するように。女川原子力発電所の再稼働に携わる責任の大きさとやりがいを感じました。

安全かつ合理的な設計の方針を策定

土木部門は、少数精鋭で風通しの良い部門です。その中でも火力原子力土木のメンバーは火力、原子力の各分野(地質、津波、構造物など)に分かれており、私は構造物チームで女川原子力発電所の土木構造物の耐震設計を行っています。具体的には、新規制基準の要求を踏まえ、安全かつ合理的な設計となるよう設計方針・解析条件を検討し、設計会社に設計を発注します。完成した設計を審査資料に反映し、国の審査が円滑に進むよう設備の安全性をわかりやすく説明。構造物の構築につなげています。

理想を追い続けてスキルアップ

設計条件や方針を決める時に重要なポイントが、設計の「安全性」と費用や構造の「合理性」です。この二つが両立する最適解を見つけ、当社も国も設計・施工会社もそれぞれの使命が果たせる工事を行う必要があります。決して容易な業務ではありませんが、チームで最善を目指して取り組んでいます。そんな経験の蓄積とたくさんの人と関わる環境の中で、入社以来、磨かれたと実感しているスキルが「視野の広さ」です。課題を取り巻く状況を客観的に把握した上で情報を整理し、解決策を上司に提案したり、国の審査に対応したりできるようになりました。今後も業務を通じて土木技術者として研鑽を続け、将来的にはリーダーとしてチームを牽引し、より大きな成果を上げていけるようチャレンジしていきたいです。

自分が携わった設備が
形になる醍醐味

原子力発電所の耐震設計は、高度な解析を伴う非常に専門性の高い仕事です。複雑な計算や設計の内容を理解し、審査で説明するのは容易ではありません。しかし、業務を通じて高度な専門知識や最新の知見を得ることができますし、社内には、わからないことを快く教えてくれる先輩社員がたくさんいます。そして何より、担当した設計について国の認可が得られた際は大きな達成感が得られます。自社設備の設計を扱うことから、自分が携わった設備が形になっていく過程を見られる点も非常に面白いと思います。

off time

休日は妻と3人の子どもたちと一緒に公園やレジャー施設に出かけることが多いです。子どもたちが大きくなったら、趣味のスノーボードや登山に連れていくことを目論んでいます。また、小学校の頃から剣道を続けており、当社の剣道部にも所属し、月一回ある稽古会や試合に参加しています。部門を越えた社内のつながりが増えたことで、仕事の相談ができる幅も広がり、とてもいい相乗効果が生まれています。

1day schedule

09:30
出社、メールチェック フレックス勤務制度を活用し、
子どもを保育園に送迎した後に出社しています。
11:00
チーム内ミーティング 業務の課題や進捗状況をチーム内で共有します。
12:00
昼食休憩 社員食堂で昼食をとり、午後の仕事に向けて昼寝します。
13:30
設計会社との打ち合わせ 設計業務を委託している設計会社と
設計方針やスケジュールなどについて調整します。



16:00
審査資料作成 社内外で調整した設計方針を踏まえ、審査資料を作成します。
19:00
退社
20:00
帰宅 帰宅後は軽く晩酌して一日の疲れを癒します。

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多彩な選択肢から
あなたらしい働き方を見つけて
電力会社の土木部門というとサブ的なポジションの印象を持つ方もいるかもしれませんが、会社の根幹を支える重要な役割を担っており、非常にやりがいのある仕事です。水力、火力、原子力発電所のほか、変電所、地中送電線など多種多様な設備に関わり、調査から設計・建設・保守・運転まで幅広い業務を経験できるため、きっと皆さんが学んでいる専門知識を生かせる場があると思います。皆さんと一緒に働けることを心待ちにしています!
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