変電部門

#東北電力ネットワーク #技術
変電設備の維持管理・運用を担う電力供給の要
変電所は、発電所でつくられた電気を効率的にお客さまのもとへ運ぶため、電気を集めて、電圧を変換し、次の変電所や配電線に電気を分配する中継地点の役割を担っている場所です。また、送電線や配電線に電気的な事故や故障が発生した場合に、公衆災害を防ぐため電気の供給を一時的に停止し、その後、事故原因を除去して迅速に復旧するよう、送配電設備を保護する役目も、変電所が担っています。変電部門は、電力流通の拠点である変電所の工事・維持・運用に関する業務に従事しており、品質の良い電力を安定的に供給することを使命としています。また、再生可能エネルギー電源の主力化に向けた取り組みにも力を入れており、時代の変化に柔軟に対応しながら、安定した電力供給を支えています。
DX・IoTの導入で
業務をより豊かに。
高橋 祥大
Shota Takahashi
東北電力ネットワーク株式会社
変電部門
電力システム部(変電)
工学研究科 電気電子工学専攻卒
2015年入社
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。
 部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
東北地域で生まれ育ち、小さい頃から身近にある当社は電気を送り続けることで人々の生活基盤を支えるという“なくてはならない会社”というイメージでした。さまざまな災害に対し迅速に復旧する姿に感銘を受け、電気工学を専攻していた自分はいつの日かその輪に入り、東北へ恩返しがしたいという思いが強くなり、入社を志望しました。入社以来、一貫して変電部門に携わってきましたが、まだ携わったことのない超高圧変電所の工事計画・設計や、システム開発業務で関わったDXのような新しい技術導入など、より一層業務への関心が深まり、キャリアの選択肢に広がりを感じています。

Career Summary

2015年4月 (1~3年目) 発変電所で巡視や工事の基礎を身につける 酒田技術センター発変電課(当時名称)で、巡視点検や記録整理など発変電所の運用業務、そして変電設備の保守・メンテナンスといった修繕工事の計画・工事立会などに従事。巡視や保守点検の方法などの業務の基本を学び、電力の安定供給が維持されている背景には確立された技術と社員一人ひとりの責任感・使命感があることを実感しました。

トラブルも成長の糧に

私の主な業務は、新たな変電業務システムの開発と変電業務システムの保守・メンテナンスです。設備状態管理を行う変電システムの開発業務においては、部門を横断したシステム間連係が複雑であることや現行システムの代替機能を有することなど、整理・決定事項が数多くあるため、週1回以上関係者間で打ち合わせを行っています。また、保守・メンテナンス対応では、変電部門の社員が使用する業務システムの機能改良やバージョンアップ対応などを実施しています。操作不具合やデータ破損等が発生した場合は、原因究明や解消方法を策定のうえ、不具合解消を目指します。過去事例がない複雑なトラブルであれば原因の追究に時間を要しますが、新たな発見もあり、自身の成長のチャンスと捉えています。

現場目線を生かした
スマホアプリ開発に挑戦

新システム導入の一環で、社内では事例が少ない、スマホアプリの開発に挑戦しています。変電所の巡視を旧来のハンディ機器ではなく社用スマートフォンで実施できるアプリです。巡視する設備の点検結果など複雑な情報を管理できるよう、画面遷移のしやすさ、入力方法など、スムーズなユーザビリティの実現を目指しています。個人的には、部門でDXを取り入れるための土台作りとしてITパスポート資格の取得を目指しています。ITパスポートに取り組むことでDXのみならず、システム関連の知識も身につくことから、積極的に励んでいます。

チーム一丸となって
難しい課題をクリアする

私が携わっている新システム開発の現場では、今までの知見を活かしつつ、利便性・操作性・機能について、時には各所への意見照会も行いながらチームで議論を重ねています。開発ベンダーを含め職種や経験、立場が違うメンバーが集まっているからこそコミュニケーションの醸成・雰囲気づくりには力を入れています。開発ベンダーへ変電業務を的確に伝える難しさはありますが、伝える技術(ノンテクニカルスキル)の向上も実感でき、モチベーションにもつながっています。課題に直面した際には周囲と相談しながらフォローし合うなど、チーム一丸となってプロジェクトを推進できる点にもやりがいがあり、苦労が多ければ多いほど喜びもひとしおです。

off time

オンとオフはしっかりとメリハリをつけられるように、スケジュールを組んでいます。休日は妻と2人の子どもと外で遊ぶことが多いです。最近は自転車に乗れたり鉄棒が上手にできるようになるなど、日々子どもたちの成長を実感し、「やった!」「できた!」という達成感に溢れた嬉しそうな笑顔を見るのが幸せです。あっという間に大人になってしまうので、今しかない時間を大切に、楽しく過ごしています。

1day schedule

09:00
出社、メールチェック 子どもの送迎後、フレックス制度を活用して出社。
10:00
業務システムにおいて電力センターで不具合発生 業務に支障が出るため早急な対応が必要。
電力センターから状況を聞き、対応方針を定め、解消を目指します。
11:00
不具合解消
12:00
昼食休憩 普段は社員食堂ですが、時には打ち合わせ前に同僚と外⾷。
13:10
システム開発打ち合わせ(リモート) 進捗確認やシステム仕様打ち合わせを実施。
16:30
打ち合わせ内容・ToDoリストなどを整理

18:00
退社
18:30
帰宅 最低30分は読書&筋トレ時間を確保。
疲れたときは子どもと一緒に早寝することもあります。

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今後50年、形に残る仕事を
変電部門は、今後50年電力供給を担う設備の形成や設置に携わることができ、「形に残る」仕事ができる部門です。そして、自分が目指すキャリア形成に対し、専門性が高い実業務を数多くこなせるため、成長やレベルアップを実感できる職場です。数ある部門のなかでも変電部門は業務の性質上、他部門や協力会社との関わりが欠かせません。年齢層も幅広く、豊富な知識と経験を持った多種多様な人たちとコミュニケーションを活性化させ、アドバイスを受けることで知見が広がり、さまざまな業務への興味も自然と湧いてくる環境です。
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