通信部門

#東北電力ネットワーク #技術
電力の安定供給に欠かせない通信ネットワークの構築や維持管理を担う
通信部門は、本社情報通信部、東北6県と新潟県にある通信センターで構成されており、お客さまに安定した電気をお届けするために必要な信頼性の高い通信回線を提供しています。また、膨大な電力設備の運転管理に不可欠な保安通信設備の構築と経営戦略および業務高度化・効率化の実現に向けた各種システムの通信ネットワーク構築を担っています。具体的には、電気所・事業所間をつなぐ通信ネットワークを最新のICT技術を駆使しつつ、マイクロ波無線通信や光ファイバー通信等の最適な組み合わせにより構築し、自然災害に強い高速・大容量の通信ネットワークを提供しています。
電力の安定供給を
支える“土台”に。
廣川 祐生
Yuki Hirokawa
東北電力ネットワーク株式会社
通信部門
情報通信部(通信技術)
工学研究科 通信工学専攻卒
2017年入社
※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。
 部門名は取材当時のものと異なる場合があります。
新潟県出身の私は、幼少期に中越地震・中越沖地震と大きな地震を体験し、数日間の停電を経験しました。その際に電気を使えることのありがたみを実感し、自分も当たり前の暮らしを支えていきたいという思いを強くしました。また大学では通信分野を専攻していたのですが、会社説明会の際に電力会社にも通信設備を扱う仕事があると知り、興味を持ったのが志望のきっかけにもなりました。

Career Summary

2017年4月 (1~3年目) 通信設備の保守と遠隔業務支援 福島支店の通信センター(技術)に配属となり、各種通信設備の保守業務に携わりました。また、ウェアラブルカメラを用いた遠隔業務支援の研究も実施しました。
2020年3月 (4~5年目) 通信設備の更新業務を担当 同じく福島支社の通信センター(計画)へ異動。各種通信設備の新設・更新業務に携わりました。

社内の通信環境を整備し、管理する

現在所属している通信技術グループは入社15年以下が半数を占める非常に若い職場となっています。そのため新技術に対するアンテナが高く、新しい通信方式やドローン、AIといった最新技術にも関心を持ち、日々業務に取り組んでいます。その中で私は、これまで社用PCのみの回線だった社内Wi-Fiをスマートフォン用・IoT機器用と多用途の回線を提供する構成に切り替えるための検討や、スマートフォンの導入後のフォロー、通信機器のネットワークをフルIP化し、シンプルで保守性の高い構成に変更するなど、社員の方々がスムーズに仕事を進めるための環境整備に取り組んでいます。また、新規設備について海外ベンダー製品も調査・導入を行ったり、試験のためメーカー工場(海外含む)まで出張し、仕様を満たしているか確認したり、電力システムの世界会議(CIGRE)に参加し、海外の電力関係者向けに当社における最新技術の導入状況を毎年発表するといった業務も担当しています。

新技術を導入し、
業務効率化を目指す

新たな事業領域の拡大というチャレンジを達成するために、IoT機器やクラウド環境を利用した業務効率化に取り組んでいます。現在は配電線の遠隔監視や通信局舎の遠隔監視など社内向けの事例が主となっていますが、他社・他業界にも展開できるような魅力あるサービスを創り出すべく関係各所と連携しながら業務に取り組んでいます。

全社にまたがる
プロジェクトへの責任

新技術に触れ、その技術を自分の手で部門内・全社内に展開できることが大きなやりがいとなっています。入社当時は、自分の仕事が電力供給とつながっている意識が持てなかったのですが、ここではさまざまな部門の方とやり取りする機会があり、自分の仕事が土台となって供給に携わる方々を支えていると感じられるようになりました。技術系部門で全社横断して展開する事業というのはほかに例がなく、全ての部門に関係する通信部門ならではの業務です。計画・調整には多大な労力が伴いますが、その分、導入が完了した時の達成感は大きく、モチベーションにつながっています。

off time

昨年娘が生まれたので、一緒にいろいろなところへ出かけています。仙台勤務になってからは楽天イーグルスの試合観戦をするようになり、月に1回程度は球場に足を運んでいます。

1day schedule

08:00
フレックス出社、メールチェック
10:00
社内Wi-Fi整備の構築打ち合わせ 社内だけでなくグループ会社交えて多数の関係者と協議。

13:00
上司と装置の導入方針について打ち合わせ 席が近く、打ち合わせスペースもあるため気軽に相談ができます。

15:00
社内向けに内線スマートフォンの説明会 全社員を対象に説明会を実施。緊張しましたが皆さん関心度が高く
活発な説明会になりました。


17:00
フレックス退社 退社後は同僚と食事に行ったり家族とゆっくり過ごしています。

message

変革期を迎えた会社で学びながら成長
東北電力ネットワークは東北6県+新潟を主な拠点とする、地元への貢献意識が非常に高い企業です。また、中長期ビジョン「よりそうnext
+PLUS」にあるように、今当社は変革期を迎えています。地元に貢献したい・地元で働きたいという思いやこれからの東北電力のイメージを変えていきたいという思いを持っている方にはぴったりな会社だと思っています。また、情報通信部は最新技術に触れる機会が多く導入時の説明や世界会議での発表など社内外に対して自分たちの業務をアピールする場が多いことから、学生時代に培った経験を活かしやすい部門だと思っているので、興味を持っていただけると嬉しいです。たとえ希望通りの配属でなくても、入社してから新たに学び、興味を持ったことが、実はキャリアに生きてくることもあります。自分の考えに固執しすぎず、柔軟な姿勢で成長していきましょう。
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