変電部門

#技術 
変電設備の維持管理・運用を担う電力供給の要
変電所は、発電所でつくられた電気を効率的にお客さまのもとへ運ぶため、電気を集めて、電圧を変換し、次の変電所や配電線に電気を分配する中継地点の役割を担っている場所です。また、送電線や配電線に電気的な事故や故障が発生した場合に、公衆災害を防ぐため電気の供給を一時的に停止し、その後、事故原因を除去して迅速に復旧するよう、送配電設備を保護する役目も、変電所が担っています。変電部門は、電力流通の拠点である変電所の工事・維持・運用に関する業務に従事しており、品質の良い電力を安定的に供給することを使命としています。また、再生可能エネルギー電源の主力化に向けた取り組みにも力を入れており、時代の変化に柔軟に対応しながら、安定した電力供給を支えています。
DX・IoTを取り入れた業務の高度化・効率化を推進

安全確保やルール遵守を前提に、従来の枠に捉われない新たな方法について取り組みを進めています。例えば変電所における機器操作に関して、音声を遠方の事業所にいる操作指示者とリアルタイムに共有することで、従来2人1組で行っていたものを、スマートグラスを使用することで現地1名、事務所1名(2名体制は維持)の体制実現に向けて取組んでいます。

激甚化する災害のレジリエンス強化を推進

近年、台風や集中豪雨などにより激甚化する水災害においても、安定的な電力供給および停電の早期復旧を実現すべく、変電所が位置する地域の浸水リスクを考慮のうえ、変電所への防水ゲートや防水壁を設置するなど、レジリエンス強化を推進しています。

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