燃料部門の使命は、東北6県と新潟県の各地域に送り届ける電力の安定供給のため、火力・原子力発電所で使用する燃料を、安定的、経済的かつ弾力的に調達することにあります。
燃料部では、当社の発電所で使用する石炭やLNG、燃料油、木質バイオマス、原子燃料といった発電用燃料の調達・輸送等の業務を担っています。部内は大きく5つに分かれており、収支・決算などの統括的な業務を担う燃料企画・運用グループ、燃料運用の最適化を検討・実施する戦略調達グループ、石炭や木質バイオマス等の調達を担う燃料購買グループ、そしてLNGグループ、原子燃料グループがあります。それぞれがチーム一丸となって、日々の燃調調達業務に従事しています。
我が国では、化石燃料やウラン燃料など、電力の安定供給のベースとなる発電用燃料の大部分を海外に依存しています。しかし最近では、アジアを中心とする新興国の経済成長を背景としたエネルギー需要の急増や燃料価格の変動、原子力発電所の停止に伴うLNGの需要増加、再生可能エネルギーの普及拡大による燃料所要量の変動など、燃料調達を巡る状況は目まぐるしく変化しています。このような状況の中、燃料部門では、国内外の諸情勢への感度を高め、調達ソースや価格体系の多様化を図るなど、中長期的な視点でさまざまな施策に取り組んでいます。
近年では、世界的に脱炭素化の流れが加速しており、日本においても、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現が叫ばれるなど、電力事業を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。燃料部門としても、東北電力グループ“カーボンニュートラルチャレンジ2050”における「火力の脱炭素化」に向けて、関係部門と連携し取り組んでいくこととしています。一方で、脱炭素化の流れが燃料調達に生じる影響についても注視していく必要があり、電力・エネルギー業界の動向により一層アンテナを高く張る必要があるほか、業務においては、あらゆる変化に対応する力や柔軟性などが、これまで以上に求められることになります。
多彩な部門に魅力を感じて入社
当社を志望した理由は、さまざまな部門を有する会社であり、特定の分野にとらわれずに、自分の可能性を広げられると思ったこと、そして、生まれ育った東北地域に貢献できる仕事に就きたいと感じたからです。また、燃料部門など、東北にいながら海外と繋がるようなスケールの仕事ができるチャンスがある点も魅力的でした。 |
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キャリアサマリー
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調達環境の変化に対応しながらの石炭調達
燃料調達を取り巻く環境が大きく変化する中、常に中長期的な視点を見失うことなく、諸課題に対しスピード感を持って柔軟に対応していくことです。変化が著しい石炭情勢については、豪州をはじめとする産炭国や石炭マーケット全体で何が起きているのか、自ら情報を取りにいくよう日頃から心掛けていますが、今後は、加速化する脱炭素化への流れが燃料調達にどう影響していくのかにも注視しながら、ニーズに適した情報ソースによりタイムリーにアクセスすることを意識し、グループや部門の枠に捉われずに、これまで以上に周りの社員も巻き込みながら仕事をしていく必要があると思っています。 |
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安定性、経済性、弾力性を維持しつつ発電所のニーズに寄り添った調達を
私は燃料部門に異動して約4年、燃料購買グループに所属して約1年半になります。初めは慣れること、目の前のことをこなすだけで精一杯でしたが、先輩方や上司のサポートもあり、徐々に業務を俯瞰できるようになってきました。 |
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東北にいながら世界とつながることができる
燃料調達は、主に海外との取引になるため、業務においては、英文契約書を確認したり、売主によっては直接メールや電話でコンタクトを取ることもあります。また、海外出張や海外とのWebミーティングなどもあり、そのような点において、国際色の豊かな部門だと思います。東北地域にいながらそうした貴重な経験ができるという点でも、興味を持っていただけると嬉しいです。就職活動は、自分を見つめ直す貴重な機会です。自分がやりたいこと、目指したいことを、納得いくまで追求することをお勧めします。ぜひ、悔いのない就職活動を行ってください。 |