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Field & People、部門・社員紹介

進める

土木建築部門
(建築)

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地域を支える建物の設計・工事監理、維持・保全に従事

土木建築部門(建築)は、火力・原子力・水力発電所や変電所などの電力設備、社員が働く事業所建物など、あわせて約3,500棟にのぼる建物の設計・工事監理や維持・保全などの建築業務に従事し、電気の安定供給やコスト低減に努めています。これらの建物は、数十年と使われ続ける息の長いものであり、現在だけではなく未来の視点から、さらに、使用する人々の視点から考えていくことが求められます。

建物のレジリエンス強化や低炭素社会の実現、ワークプレイス戦略を担う

私たちは、建物のレジリエンス強化や低炭素社会の実現に向けて、建築の視点から取り組んでいます。オフィスを「経営資源」のひとつと捉え、組織の課題解決、従業員のエンゲージメントや生産性の向上、健康経営などに寄与するワークプレイス戦略にも取り組んでいます。

最新テクノロジーによる基盤事業の革新、スマート社会実現や成長事業の推進に取り組む

これからも、建物を所管する部門として、電気の安定供給に努めていくとともに、新たな技術の導入にも積極的に取り組んでいきます。IoTやAIを活用した地震発生時のひび割れ調査の解析や、BIMの活用など、DXを推進し、存在価値の高い組織を目指しています。

また、電気事業の枠にとらわれず、既存のアセットを活用した新たな収益拡大に向けた成長事業の推進や、地域の課題に対してこれまでに培った建築技術や最新技術を活用したスマート社会の実現に向けて取り組んでいくところです。

社員紹介

Kazuya Tsurugai

鶴飼 和也

技術系
東北電力株式会社
土木建築部(原子力建築)
工学研究科 都市・建築学専攻卒(2011年入社)

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PROFILE
電力会社の建築分野にやりがいを感じて入社

大学では建物構造や耐震関係の研究をしていたので、自分の専門を生かせる仕事に就きたいと考えていました。就職活動を始めた当初は、関東圏の企業も視野に入れていましたが、「生まれ育った地域に広く貢献したい」と考えたときに、当社が最も自分の希望に合う企業だと思い、入社を決めました。そもそも電力会社に建築の部署があることを知らない方も多いと思いますが、電気をつくり、送るためには発電所や変電所などの建物の存在が不可欠であり、建築はとても重要な役割を担っています。これらを通じて間接的に地域に貢献することができるので、日々の業務に充実感を感じています。

キャリアサマリー
1〜2年目
火力・水力発電所の耐震診断、設計に従事

本店の土木建築部(建築)に配属となり、既存発電所(火力・水力)の耐震診断や水力発電所の設計に携わりました。

3〜5年目
大学との共同研究を行う

建築技術グループへ異動となり、原子力発電所施設の耐震評価や、東北大学との共同研究を行いました。

6〜9年目
出向先で原子力施設の審査対応を担当

日本原燃(株)へ出向。出向先にて、ウラン濃縮工場の耐震評価および、国の審査対応業務に携わりました。

MISSION
原子力発電所再稼働に向けて力を注ぐ

原子力発電所の再稼働に向けた国の審査対応業務が主な仕事内容です。現在、施設の安全性について、建物の耐震性の観点から説明を行っています。私は震災直後の入社のため、当社の原子力発電所が稼働している姿をまだ見たことがありません。自分が携わる業務の先に、原子力発電所の再稼働があることを想像すると大きなやりがいを感じます。また、原子力発電所の設計・評価には、時には大学等の研究機関との共同研究により新たな知見を得ることも必要となるなど、専門性が高いことが面白いと感じる部分です。一人で完結する仕事は存在せず、社内外の関係者の協力が不可欠なので、コミュニケーション力も重要です。信頼関係を構築し、円滑に物事を進めていくために、相手のニーズを汲み、相手の期待を少しでも上回る仕事ができるよう心掛けています。
また、私は専門指導職(高度な特定技術の遂行と若手の指導・育成役)として、各担当の業務状況に気を配りながら、業務がスムーズに進むよう適宜助言を行っています。

CHALLENGE
物事の本質を理解する重要性を実感

原子力施設(建物)の計画から設計(意匠・構造)に至るまでの一連の業務を担当したことが、私にとっての大きな挑戦でした。原子力施設の建物に対しては多様な機能が要求されており、規制上の表面的な要求事項だけではなく、その背後にある本質的な意味合いなどを突き詰めて検討することが必要でした。施設設計をより良いものとするため、設計条件の整理に苦労しながらも設計をやり遂げました。この挑戦を経て、表面的に「理解したつもり」ではなく「腑に落ちるまで考える」ことの重要性を改めて認識し、実践するよう心掛けるようになりました。原子力施設の審査対応においては、一般建築物では扱わないようなより詳細な検討を行うことが多々ありますが、担当した施設評価に関して無事に国の認可を得ることができました。

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MESSAGE
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土木建築分野は幅広く、活躍の場が必ずある

当社における土木建築部門は、電気の安定供給の土台を担っており、やりがいは申し分ありません。その中で建築の仕事は、建物の企画・設計、工事監理、完成後の運用、維持・保全、改修、解体に至るまで、建物のライフサイクル全体に及ぶ非常に多岐にわたるものです。皆さんそれぞれの得意分野や特性に合った活躍の場がきっと存在するはずなので、興味を持っていただけたら嬉しいです。

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