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Field & People、部門・社員紹介

おくる

電力システム部門
(送電)

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電気の大動脈を保守・建設し、電力の安定供給を支える

発電所で生み出された電気は、電力の大動脈と言われる送電設備によって送られます。送電部門は、日本国土の約2割を占める東北地域に、2万5千キロの回線延長を有する送電線の保守および建設に係る業務を担っています。品質の良い安定した電力をより効率的に送ることが使命であり、雷、雪、風などの自然条件に対して、より強い設備の形成や、設備の劣化状態を踏まえた維持管理手法の検討などにも積極的に取り組んでいます。

最先端の送電技術の
さらなる改善・進化を目指す

具体的には、送電線の保守管理として巡視、点検、修繕工事を行うほか、建設工事として調査、設計、施工管理などを担っています。国土の約7割を森林が占め、世界的に見ても厳しい自然環境下にさらされながら電気を送り続けることができる、高い技術を有するのが日本の送電技術といえます。しかし私たちは、さらなる改善やより進化した設計などを目指し、生活に欠かすことのできない電気の供給を根幹で支えている自負を持ち、日々努力を続けています。

ドローンなどの
新技術を導入

当部門では、業務効率化やコスト低減、作業員の安全向上などを目的とした新技術の導入を多数検討しています。すでに導入が完了し、保守点検の実業務に活用しているドローンだけではなく、鉄塔にのぼる作業員が装着することで地上にいる社員と視界を共有できるウェアラブルカメラ(スマートグラス)などの検討・研究段階の技術もあります。今後、こうした新技術の導入に向けた取り組みを積極的に推進していきます。

社員紹介

Ryosuke Omura

大村 亮介

技術系
東北電力ネットワーク株式会社
電力システム部(送電)
工学研究科 電気通信工学専攻卒(2011年入社)

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PROFILE
大学の学びを活かし、地元で働きたい

就職について考える際に、やはり大学で学んだ電気の知識を活かせる企業で働きたいという思いがありました。また、せっかく長く働くのであれば地元に貢献できるような企業を選びたいと考え、出身地の宮城県を含む東北と新潟に密着・貢献し発展してきた当社に魅力を感じました。入社後は、送電線の保守や建設工事、送電部門教育の計画策定、設備工事計画策定といった業務に携わり、大学での学びを活かしながらも、異なる分野の幅広い知識・技術を身に付けることにやりがいを感じています。

キャリアサマリー
1〜3年目
岩手県の技術センターで震災対応

宮古技術センター(現在の宮古電力センター)送電課にて、主に送電線の保守業務を担当し、送電設備の基礎知識を学びました。私は震災直後に入社したのですが、管轄エリアは津波の被害が大きかったため、懸命に震災対応をする先輩社員の方々の姿を間近で見ていました。自分はまだ新入社員で、何も役に立てないことが非常に悔しかったことを覚えています。

4〜7年目
送電線の建設工事を担当

盛岡技術センター送電工事課(現在の盛岡電力センター送電課)に配属となり、送電線の建設工事を担当。経年鉄塔の建替えや電線張替え、再生可能エネルギー電源線連系工事に携わりました。

8〜9年目
支社で統括業務にあたる

岩手支社(送電)において、県内3電力センターの工事などの取りまとめや、支社内他部門との調整などに従事しました。

MISSION
現場の意見を尊重し、改良工事計画や予算を策定

現在、私は主に改良工事の担当として、経年設備の改修計画策定や予算の策定を担当しており、限られた資金や施工力の中での優先順位付けや、各支社間での工事の均平化に取り組んでいます。本社での業務ということで、各支社・各電力センターといった送電部門全体の方針策定や計画の取りまとめ・調整に携わることができ、責任も大きい業務ですが、その分やりがいを感じることができています。送電部門の第一線で仕事をしているのは、電力センターや工事会社の方々であり、支社・本社はそれをフォローする立場であると考えています。そのため、第一線職場からの意見を大事にし、方針策定の参考にするよう心掛けています。また、今後は当社管内で大規模送電線工事が控えており、施工力に限りがある中でどのように経年設備を改修していくか、優先順位をどうしていくかを検討する必要がありますので、現場のニーズに合うような改修計画の立案をしていくことが使命であると考えています。

CHALLENGE
多岐にわたる業務の理解を深め、着実に遂行

初めて鉄塔建替工事を担当した際に、調査工事から各種設計、法令手続き、工事発注・施工管理といった多岐にわたる業務内容を行いました。基準・マニュアルの勉強や、他部門(主に用地部門)、施工会社との連携など、職場の先輩からもアドバイスを得ながら一つひとつの業務を前例踏襲ではなく、自分なりに理解した上で遂行しました。そして、業務進捗に時間はかかったものの、無事に鉄塔建替工事を完工することができました。さまざまな業務内容をしっかり理解しながら進めたことで、応用の利く知識・経験を身に付けることができ、他の送電線建設工事においても自信を持って取り組むことができるようになりました。また、身に付けた知識・経験をもとにいろいろな工事を経験したことで、さらに知識の幅を広げることができ、急増する再生可能エネルギー電源線連系工事への対応など、現在の業務にも活かすことができており、成長できたと感じています。

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MESSAGE
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専攻分野にとらわれず企業選びを

送電部門では、電気的な知識だけでなく、土木分野の知識も求められます。また、樹木の伐採やヘリコプター搭乗、ドローンの操作など、業務内容は多岐にわたり、新技術導入の研究も積極的に行っています。電力会社に対して抱いているイメージとは違った業務をたくさん経験できると思うので、興味を持っていただけると嬉しいです。そして、ぜひ学生の皆さんには、自身の専攻分野だけにとらわれず、広い視野を持ってやりがいのある仕事に就けるよう頑張っていただきたいです。

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