発電所で生み出された電気を、お客さまへ確実に、安全に、安定的に供給することが、給電部門の使命です。私たちは、品質の良い安定した電力を輸送・供給するため、発電所、送電線、変電所など膨大な設備で構成される電力系統や電力需給の計画・立案・運用業務を担っています。電力系統の運用業務は、季節や時間帯などさまざまな要因により刻々と変化する需要と供給のバランスを調整するとともに、万が一突然の自然災害などで停電が発生した場合には電気を迅速に復旧できるように、24時間365日、常に監視、制御する重要な業務です。
私たちは、合理的かつ効率的な運用を支えるために、新たなシステム開発も行っています。具体的には、系統運用機能の高度化・効率化のために監視制御システムの開発・改良を行っており、良質な電気を経済的かつ安定的にお客さまへ届けるべく、着実な技術開発を進めています。
国の施策により、再生可能エネルギーの主力電源化が進められており、再生可能エネルギー導入拡大に資する各種ルール変更への対応ならびに系統整備計画への対応を担っています。
当事者意識を持って課題に取り組む
大学で電力系統に関する授業に興味を持ち、電力業界へ就職したいと考えたことが志望のきっかけです。大学は関東でしたが、私の生まれは山形県です。生まれ育った地域への社会貢献を行いたいという思いがあり、「東北の繁栄なくして当社の発展なし」という考え方に共感を抱いたため、入社を決めました。現在は再生可能エネルギーの導入拡大に係るさまざまな検討に対応しており、日々新しい課題と向き合っています。どのような課題に直面しても、決して逃げずに、諦めずチャレンジし続けること、当事者意識を持って最後までやり遂げることを意識して仕事に取り組んでいます。 |
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キャリアサマリー
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再エネ主力電源化に向けた検討・計画を担う
将来の再生可能エネルギー導入拡大を踏まえた基幹系統整備計画の検討や、154kV以上の一次系統のアクセス検討、電力系統への新規連系希望者向けの情報公開などを行っています。系統計画の仕事は、将来のさまざまな動向を予測して、将来の電力系統の姿を検討・計画するところにやりがいを感じます。私は今の部署に異動してきたばかりの頃、これまで支社で経験してきた以上に規模が大きい案件を担当し、様々な相手と関わる必要があったため、知識量、業務量の違いに驚き、苦労したこともありました。しかし、形になるのは何十年先だとしても、壮大な基幹系統整備計画に携ることができているということは、非常にやりがいがあり、何にも代え難い誇りであると感じています。 |
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前例のない検討手法を確立
再生可能エネルギーの導入拡大に際して、全国大で新しいルールやガイドラインが制定されたことで、社内でさまざまな検討が必要となりました。その中で、情報公開に関する検討を自分が主体となって行ったことが大きな挑戦でした。それまで前例踏襲にとらわれることが多かったのですが、新しいガイドラインに沿うには従来とは異なる手法が必要となります。そこで、ゼロベースで物事を捉え、発想を転換することで、社内でワークする新たな検討手法を確立することができました。さまざまな思考を用いて成果を上げることを実践できた経験をきっかけに、これまでのやり方にとらわれずに物事を考えることができるようになりました。再生可能エネルギーの導入拡大に関しては、業界として今まさに変革の途中であると言えます。この挑戦で得たものを活かし、今後もこの変革の時代に柔軟に対応していきたいと思います。 |
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自分の意見を持ち、充実した就職活動を
今もこれからも、自分の意見を主張することはとても大切なことです。意思決定されるまでの議論においては、さまざまな意見を交わし、自由にアイデアを出し合える環境であることが重要であると思います。それがチームプレーにつながり、ひいては組織力になると私は考えます。よい議論を行うためにも、自分の意見を持つこと、臆せず発言していくことは重要です。就職活動でも同様に、自分の意見をしっかり持って臨むことが大切だと思います。皆さんそれぞれに自分の持ち味があると思うので、その持ち味を出し、充実した就職活動を行ってください。 |