MenuClose

Field & People、部門・社員紹介

おくる

情報通信部門
(通信)

photo
電力の安定供給に欠かせない通信ネットワークの構築や維持管理を担う

情報通信部門(通信)は、本社情報通信部、東北6県と新潟県にある通信センターで構成されており、お客さまへ安定した電力をお届けするため、膨大な電力設備の運転管理に不可欠な保安通信設備の構築と経営戦略および業務高度化・効率化の実現に向けた情報通信システムの構築を担っています。具体的には、電気所・事業所間をつなぐ通信ネットワークを最新のICT技術を駆使しつつ、マイクロ波無線通信や光ファイバ通信等の最適な組み合わせにより構築し、自然災害に強い高速・大容量の通信ネットワークを提供しています。

電力設備の保全・運用に不可欠な通信ネットワークを提供する

私たちが提供する通信ネットワークは、大きく分けて3つあります。

・高信頼度の通信回線を用いて、落雷などで送電線に事故が起きた場合に瞬時に事故区間を特定し、切り離すための情報を伝送する、電力設備を守るための通信

・時々刻々と変化する電気の流れをコントロールするために必要な監視・制御情報を伝送し、変電所の運転操作や電⼒系統運用に貢献する、電力設備を運転するための通信

・設備の点検や事故、災害の復旧作業に必要な電話や移動無線機、TV会議などの連絡手段を提供する、電力設備を管理するための通信
これらの通信ネットワークを構築・維持・管理し、低廉・高品質な電力の安定供給を支えています。

IT技術の多様な取り組みを導入・推進する

当部門では、ドローンによる無線鉄塔の劣化調査やスマートグラスによる遠隔監視、AI技術を活用した電力設備劣化診断の検討、RPAを用いた仕事の効率化などを進めています。また、競争力強化・収益力向上に向けた新サービスの開発、電力の安定供給に向けた通信ネットワークのレジリエンス強化の推進、スマート社会実現に対応するIT人材の育成などを図り、これからも会社と地域の発展に寄与していきます。

社員紹介

Yoshifumi Takahashi

高橋 慶文

技術系
東北電力ネットワーク株式会社
情報通信部(通信運営)
工学研究科 学際先端システム専攻卒(2010年入社)

photo
PROFILE
社員の使命感に心を打たれ、入社を決意

私は岩手県出身であり、大学は北関東でしたが、就職は地元に貢献したいとの強い思いがありました。地元の企業に絞って就職活動をしていくうちに、普段何気なく使用していながらも生活に欠かすことのできない電気に興味を持ちました。さらに、会社説明会の中で、停電が発生すれば昼夜問わず復旧のために現地に向かう使命感、そしてお客さまに感謝されたときの達成感の話を伺ったことが、私の心を大きく動かしました。「自分も先輩方のように、お客さまのために使命感を持った仕事がしたい」、そのような思いから入社を決意しました。

キャリアサマリー
1〜6年目
通信設備の保守・構築を担当する

入社は宮城支店情報通信センターに配属され、通信設備の保守(維持・管理、災害・故障発生時の復旧・修理)や通信設備の構築(新設・更新工事の計画・実施)などを担当しました。また、東日本大震災の際は、停電の復旧対応にあたり、地域の皆さまから「頑張って、ありがとう」と温かく、励みになるお言葉をかけていただいたことは今でも忘れられません。

7〜8年目
新しい技術の通信設備導入に携わる

情報通信部(通信ネットワーク技術グループ)に異動し、各県を結ぶ基幹系の通信ネットワーク設計・構築にあたり、新たな技術を採用した通信設備の仕様検討および導入計画を作成しました。新しい技術の調査・検討に苦労しましたが、基幹系の通信ネットワークでもあり、責任感を持って取り組んだ仕事でした。

9年目
法的分離のための社内整備を進める

ネットワーク情報通信部(通信運営グループ)にて、法的分離に伴う社内ルール整備、再生可能エネルギーの系統連系工事などを担当しました。適正かつ効率的に進めるための社内ルール整備は課題も多かったのですが、やりがいのある仕事でした。

MISSION
再エネの系統連系に係る通信設備の構築を担う

現在、再生可能エネルギーに係る業務を担当し、具体的には太陽光、風力などの再生可能エネルギーを当社の電力系統に連系するための通信設備の設計、工事実施等を行っています。情報通信部門は、他部門からの通信に関わるニーズに応えて通信設備の構築を行うことが多く、ニーズ元の部門と積極的にコミュニケーションをとりながら、どのような要望があるのかを確認し、要件に応じた通信設備を試行錯誤しながら構築できた時は非常に達成感があります。また、前例のないことを検討する機会も多く、発想力や調整力なども求められます。そのため、私は仕事を進める上で、常に相手の気持ちに寄りそうことを心掛けています。

CHALLENGE
ゼロベースで社内の業務フローを整備する

情報通信部は、2020年の法的分離に伴い、事業持株会社と送配電会社に分かれて業務を担っています。法的分離のタイミングでさまざまな業務フローの見直し、マニュアル等の整備が必要となり、私はこれらの整備を担当しました。ゼロベースからの整備であったため課題が山積みでしたが、課題を細かく掘り下げ、法律や規程基準を調べ、関係する部門や上司、先輩に確認しながら一つひとつ解決することで、法的分離までに無事整備することができました。この経験から学んだことは、「自ら考えて動くこと」です。分からないことがあれば、まずは自分でどうすべきかを考えてから関係する部門や周囲に確認することで、問題解決の糸口が見つかることが多く、仕事がうまく進むと感じました。

Photo

MESSAGE
Photo
自分の将来を見据えた仕事選びを

就職活動は、自分が今後何をしたいか、どうなりたいかを考える良い機会だと思います。些細なことでもよいので、自分が何をした時に喜びや達成感を感じたかを考えながら、それにつながる仕事を探してみてください。また、情報通信部門は、スマート社会実現に向けて、非常に重要な役割を担っています。情報通信部門だからこそできる新しい取り組みも多く、可能性あふれる分野だと思うので、興味を持っていただけると嬉しいです。

OTHER CONTENTS

pagetop